スパークプラグも消耗品なのだ！〈パート1〉
言わずと知れたスパークプラグ！私のような爺ぃ～は「点火プラグ」とも言っていましたねぇ～(笑)。今はもう言わないのかな？？今回は、そんなスパークプラグのお話です。私の頭が光ってる！・・・と言う話ではありませんので・・・・・ん？〜残念。
さて冗談はさておき、スパークプラグは、車だけに限らず基本的に混合気を爆発させて、動力に変換する仕様のエンジンなら、これが無いと動かすことが出来ない大事なパーツです。
ご存じとは思いますがクラシックミニを含め多くの車は4（フォー）サイクルエンジンが基本です。4（フォー）ストとか、2（ツゥー）ストって言う言葉を耳にしたことはないですか？
今更ですが簡単に4ストの説明をいたしますと、エンジン内部の1つのピストンが動力を作り出すには、（1）吸気工程→（2）圧縮工程→（3）燃焼工程→（4）排気工程と、4つのサイクルをワンセットで行います。このような動きのエンジンのことを4サイクル（4ストローク）エンジンと言います。そして3番目の燃焼行程で圧縮させた混合気に火花を起こして爆発させる役割をしているのがスパークプラグとなります。
イメージ的には・・・家庭用ガスコンロに火を点けるとき「チッチッチッチッ・・・・」て音がしますよね。あれは電池を利用して火花を飛ばして、ガスに火を点けています。点火させるというイメージでは近いかもしれません。
あまり話題に上がらないパーツですが、実は「スパークプラグも消耗品」なのです！
しかし交換のタイミングは、人により諸説あり悩ましいところです。あげくの果てには都市伝説まがいな物のまで・・・・・（＾＾。
まぁ〜ハゲマル的には、街中を走る程度でしたら、今使っているプラグメーカーが推奨する交換距離の目安を基本にするのが良いのかな？と思います。豊富な実験結果やデーターをもとに割り出して発表している距離だと思いますし、スパークプラグの消費期限（＾＾）だと考えれば少し納得かも（プラグは食べ物ではありません、決して食べないように（笑））。
これはあくまでも目安です。
あれ？同じスパークプラグでも「車の種類、バイクとでは寿命が違うの！？」って気づきましたか？
スパークプラグはピストンの動きに合わせて点火するので、エンジンの回転数によって点火する回数が変わってきます。原付バイクのように「ビーン、ビーン」といつも高回転で回るエンジンと、パワーがあってエンジンの回転数を上げなくても走れる車とでは、同じ距離を走っても点火する回数がかなり違ってきます。それだけプラグには負担がかかり消耗も激しくなりやすい・・・という考えです。
ローバーミニの場合は市販の工具が使えない場合もあって、スパークプラグをセルフ点検するのはかなり面倒。エンジンオイルと違って、エンジンへのダメージは少ないので、点検交換を怠るとプラグの火花を発生させる電極部分がかなり消耗してボロボロになります。
失火状態が発生すると、燃費の悪化、エンジン出力低下、過度な振動によるパーツ破損を招くおそれがありますので、可愛いミニのためにも、気にかけてあげないといけないパーツの1つです。
ハゲマルの個人的なイメージでは、クラシックミニは、一般車に比べると少し高回転タイプのエンジンだと感じています。加速するときや高速道路を走行するときなど、車の流れに合わせて走ろうと思うと、かなり頑張ってアクセルを踏まないといけないので、エンジン回転数も高くなりがちですからねぇ〜。
そう考えると、スパークプラグの交換時期は「早めに点検、早めの交換」が安心かな？って感じています。
「クラシックミニはエンジンをブンブン回して走るのが楽しぃ〜じゃん！」とゴーカートフィーリングを楽しんでる皆様、スポーツ走行会に参加してサーキットをガンガン走ったりしているクラシックミニ愛好家の皆様！ぜひスパークプラグの点検も忘れずにしてあげてくださいねぇ（＾＾
今回はここまで。
次回のスパークプラグ〈パート2〉もお楽しみに。
So wonderful mini life for you
増刊号編集部・森（ハゲマル）博文 / モーリーハゲマル
観戦するより実際に挑戦したくなる性分。初代ミニ「モンテカルロラリー記念限定車」を手放すも、ミニのゴーカートフィーリングが忘れられず、2代目ミニ、現ハゲマル号をゲット。フリーのデザイナーを生業に、珈琲焙煎の道を目指し日々を楽しむ、夢多き謎の老人Z！
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