ローバーミニクーパー TRM – AUSTIN MINI COOPER-S Mk-I style

by streetmini2021年3月2日2021年3月3日

クラシックはピカピカなのがイイ！　

タートルトレーディングが提供するTRM（タートルリバイバルミニ）とは、フルレストアではなく新しくクラシックミニを創り出すというスタンス。「好きなボディスタイル＆エンジンのミニを新車状態で乗りたい」というミニ好きの夢を実現してくれる。

TRM – AUSTIN MINI COOPER-S Mk-I style

**OWNER：Kさん**
撮影の前日に納車されたばかりのMINIは４台目のMINIだというKさん。「乗り換えるごとに年式は古くなっていきますが、MINIはピカピカになっていきます」とのこと！

K撮影ロケ地の都庁前に現れたクーパーS Mk Iは、とにかく雰囲気が良く朝日を浴びてピカピカに輝いている。それもそのはず、このMk I 、TRM（タートルリバイバルミニ）として完璧に仕上げられ、昨日納車になったばかり。オドメーターを見てみると、表示される数字はわずか１００kmほど。まさに新車だ！

「昨日までは、’99年のインジェクションをMk I仕様にして乗っていました。もともと大人しく乗るつもりで、ミニから乗り換えたミニでしたが、インジェクションはどうにもかったるくなり、タートルトレーディングにドンガラ状態で準備されていた、’84年のTRM Mk Iボディシェル仕様が意外とリーズナブルな値段だったので、乗り換えることになりました」とオーナーのKさん。

　’99年のインジェクションをかったるいと言って乗り換えてしまうKさんは、話を聞くうちにやはり相当なミニフリークだということがわかってきた。ミニのキャリアは８年足らずと長くはないが、その密度がものすごい。

　最初に手に入れたミニは、’99年のポールスミス。コンディションのいい車両だったが、ポールスミスはオリジナルを崩しちゃいけない感がすごくあり、自分好みに手を入れていきたいKさんには息苦しいクルマになってしまった。そんな理由で２年で’96年のローバーミニに乗り換えた。実際、このミニは面白い仕様になっていて、インジェクションからSUキャブに変更されていたものだから、とにかくエンジンがよく回る。Kさんもその走りにはすごく満足していたそうなのだが。。。やっぱりクーラーが付いていなかったのがツラくなり、２年ほどで’99年のインジェクションモデル（昨日まで乗っていた車両）にチェンジした。と、こんな具合に濃ゆいミニライフを送ってきたらしい。そしてその３台から得られた知識と経験を元に選んだのが、今度の‘84年だった。

「登録上の年式で言えば’84年ですが、　ボディはほぼ完全にMk I クーパーSになっていますし、エンジンは１２７５cc＋ウェーバー40DCOEが載せられています。昨年の11月にオーダーして昨日やっとできたばかり（製作期間はわずか３か月）なので、まだ数十kmしか走っていませんし、ナラシのつもりで３０００rpmに抑えて走っていますが、ウェーバーは想像していたのと違って気難しいところは全然なく、レスポンスもパワー感もあり、すでに満足しています。
　また私のリクエストで、ファイナルを３・１に変更して高速を静かにクルージングできるように設定してもらっていますが、ウェーバーのこのパワー感なら、楽に高速を走れそうです」とのこと。

　これまでそれぞれ２年足らずでミニを乗り継いできたKさんだが、このTRM仕上げのMK I仕様にはずっと乗っていけそう、とファーストインプレッションを話してくれた。