2020年シリーズ戦最後のレースを飾った「 e-MINI CHALLENGE® 2020 CHAMPIONS CUP」では選び抜かれた12名のドライバー達がそれぞれの思いを胸に頂点を決める大舞台に挑み、11月13日（金）のレースをもって無事終了しました。
初の試みとなったスーパーラップ形式の予選はアウトラップ1周、アタックラップ2周、インラップ1周という枠組みを自由に活用する形で行われ、ここでは各選手の柔軟な戦略が目立つ格好となります。
「#46 shoji_46」選手、「#64 ヒロ」選手はアタックラップ2周のうち1周目もウォームアップに使用し、可能な限り燃料を消費する作戦を決行。一発勝負ながら2名はリアルドライバーとしての勝負強さを披露し、見事それぞれ2番、４番グリッドを獲得します。
Aクラスの「#19 みあーた」選手と「#63 アペックス」選手はこれに加えてタイヤ交換も行い放送を大きく盛り上げ、5番、6番グリッドからのスタートを決めました。そして注目のポールポジション獲得は「#121 宮城のべ～やん」選手！王道の1周ウォームアップからの2周全力アタックでベスト「1：03.019」 を記録し、栄えあるレースの先陣を切る形となりました。
単走タイムアタックということもあり各選手の間には緊張が見られ、普段通りのパフォーマンスを発揮できず沈んだドライバーもいたものの、各選手は前走者の戦略に惑わされることなく自分の走りを信じ、作戦を貫いた予選となりました。
1時間にも及んだ予選を終えた後にはついに1発勝負の決勝レースが、A/Bクラス混走の状態でスタートします。予選で遅れをとった「#63 アペックス」選手と「#58 寅次郎」選手は序盤から猛追を仕掛け、早々にレースは上位6名がAクラスドライバーで固まる結果に。
3番グリッドスタートの「#41 GKRT ハルヤ」選手も早速首位「#121 宮城のべ～やん」選手への勝負権を獲得し、2020年両シーズン覇者としての底力を発揮します。
Bクラスでは4番手と最高順位でスタートを決めた「#64 ヒロ」選手ですが、後方から追い上げるAクラスの猛者達を抑え込めず序盤から7番手まで後退。
対照的にスタートが好調な「#56 G.U.R. そーた」選手は一気にポジションを上げ、「#23 ジミヘン」、「#490 セリカ」選手と共にBクラス先頭に迫ります。3周目に「#41 GKRT ハルヤ」選手が抜け目なくインに飛び込み首位を奪還する展開があったものの、その後は順位変動がなくなり、レース中盤では各選手がお互いを牽制する事となります。
ようやく動きが見えたのはファイナルラップ、「#63 アペックス」選手と「#46 shoji_46」選手が表彰台3位を賭け熾烈なバトルを開始！激しい攻防はそのまま最終コーナーまでもつれ込みますが、接触も影響し「#63 アペックス」選手はまさかのコースアウト、膨らみすぎた「#46 shoji_46」選手も減速を強いられます。
結果、2nd Season から継続した勝負強さを発揮した「#41 GKRT ハルヤ」選手が CHAMPIONS CUP も制し2020年シリーズ戦を完全制覇、「#121 宮城のべ～やん」選手は惜しくも2位でレースを終えました。
3位には後方で機を窺っていた伏兵「#19 みあーた」選手が滑り込み、見事な下克上を果たす事となります。懸命にAクラスに食らいついた「#64 ヒロ」選手は残念ながら最後まで前方の「#58 寅次郎」選手に届く事が叶わず、レースを全体6位で終えます。しかしながら 2nd Season 優勝の座を奪った「#23 ジミヘン」選手（総合7位、Bクラス2位）を含めBクラス総合トップでレースを終えたことで宣言通りのリベンジを果たし、プロドライバーとしての底力をここでも披露してくれました。
最後まで「#23 ジミヘン」選手と順位を争った「#56 G.U.R. そーた」選手は総合8位、Bクラス3位でレースを終え、2nd Season 表彰者の強さがレース結果に反映されました。
3月より開催を続けてきた「バーチャルとリアルの融合」e-MINI CHALLENGE® 2020年シリーズ戦は、これをもって一度幕を下ろします。参戦ドライバーの皆様はもちろん、放送をご視聴頂いた皆様、誠にありがとうございました。
本年度のシリーズ戦は終了したものの、Trialシリーズをはじめ今後も継続してレースイベントを行いますので、改めて皆様のご参加をお待ちしております。
来年度2021年シリーズ戦でも皆様に満足いただけるよう、更なる改良を加えてレースの運営に努めて参りますので、今後とも何卒宜しくお願い致します。
三和トレーディング