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津川哲夫がチューンドに興奮する理由 Vol.1(2/2)

街乗りギリギリのチューニングでは、流石に日常使いは苦労の連続だ。しかし、オーナーのOさんはツインFCRキャブ1400ccチューニングの驚くほどの加速とトップスピードに魅せられ苦労も吹き飛ぶと言う。
元はマイティドッグの実験車と言われたこのミニを解説しよう

Owner:Oさん


これが3台目のミニというOさん。マイティ軍団の ベテランレーサーとして、レッドカラー&ブラックのクーパーラインのマシンで数々のレースに参戦していた。 現在はこの3台目のミニで精力的に活動中だ。

インジェクションミニのヘビーなチューニングは可能なのだろうか。弘部代表曰く、ローバーミニの純正ECUはセルフラーニング機能付きなのでこれをチューニングするのは極めて難しく、現実にはプログラムではなくアナログでPCに違ったデータを送り込み勘違いさせる手法が使える。通常のオーナーならばフィルター等の交換等で吸入抵抗の向上とエクゾースト側の排気効率の向上で体感できる程の向上になるが、これに圧縮を上げる第二段階のチューニングでは、ヘッドの面研磨等で圧縮を上げ、さらにハイリフトカムをおごればかなりのパフォーマンスが期待できる。日常ユースであればこれが最も効果的だと弘部代表は語る。

 マイティドッグの弘部代表が自社で販売するパーツとチューニングを実際に施したマシンが’90年ローバーミニクーパー1.3FCR仕様車。現在はマイティドッグのベテランカスタマーOさんが所有しているが、街乗りギリギリのチューニングという。Oさん曰くクラッチは重いし、アクセルワークに気を使うとのことだ。

しかし、このツインFCRキャブの1400ccチューニングミニは驚くほどの加速とトップスピードを誇っている。ストリートゴーイングのレース仕様車で、スパルタンな硬派のマシンだ。外観はやる気満々なスタイリングで、そして室内外に顔を出すレースパーツは本物だ。
これはカフェレーサーでもストリートレーサーでもなく、正真正銘のサーキットレーサーだ。ミニだと思って気安くちょっかいを出すと痛い目に遭うだろう。実際に140km仕様のメーターでは役に立たず、200km仕立てのメーターが取り付けられていて、それに近い速度が可能だ。チューニングミニはキュートな身体に狼の心臓を持つ、 ”羊の皮被った狼“

 我らミニフリークの憧れがまさにこれではないだろうか。

 スパルタンでレーシーなインテリア、ロールケージとフットレストだけでコスメティックパーツは皆無、これでストリートユースならば、向かうところ敵無し?

トレイに置かれたタコメーターは1 万回転まで刻まれ、高回転の許容が伺える。運転席はレカロのバケットでパッセンジャー側はノーマル、ストリート用だ。4点ベルトも完全なロールケージもレーシングカーを主張する。

FCR搭載フルチューンド1400ccエンジン、ワイドSタイヤ、ビッグアーチ、レーシングホイール、レースを彷彿させるドライバーズデカール、200kmを刻む速度計、明らかにレーシングカーを主張している。

ロード用フィルター付きのツイン・フラットCRキャブレター、純正SUキャブレターやウェーバーDCOEキャブレターと較べるとそのコンパクトさがわかる。上下スライド式のフラットバルブは全開時の流入抵抗を軽減し効率を上げることで燃焼効率も上がりスロットへのリニア性も向上する。特に高回転時の効率が上がりトップパワーの向上も期待できる。

マイティドッグ
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(2023年2月号より)


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