花粉が一番つらい時期ですね。。ムナカタです。
前回は、オイル交換ついでにエンジン不調点検だったAB様。
今回は、黒煙が出るということエンジン不調でレッカー入庫です。ついでにオイル交換もご用命いただきました。
早速、レッカーマンにおろしてもらいます。
レッカーありがとうございます。
おろすときにエンジンを始動すると大量の黒煙が・・・
ピットまで運び入れてミニモニチェックをしてみます。
MAPセンサーとクランク角センサーにフォルトコードが入っています。
マップセンサーはリセットしても消えませんでしたので数値を確認してみると100kpaで大気圧ですがほぼ大気圧になってしまっています。
一見何も問題ないように見えましたが確認してみるとフューエルトラップのECU側が折れてしまっています。
前回もこれが原因でした。
何か対策をしなくてはいけません。。
まずは、フューエルトラップを交換。
コーキングをして
ホースも交換します。
ECUの下は抜けないようにピンしておきます。
バキュームホースは力がかからいないように長めにしてフューエルトラップ本体に遊びを作れるように巻き付けておきます。
赤いほうのバキュームパイプはメクラ蓋しておきます。
エンジンを始動して確認してみるとマップ値は正常値付近に落ち着きました。
ついでにECUチェックもしておきます。
リセットしてからはフォルトコードが入ることはありませんでした。
マルチ画面は良好。
マップ値は關ほどの数値に近い状態でこちらも良好。
水温・吸入空気温度も表示されています。
バッテリー電圧は優秀です。
O2センサーの動きは少し鈍い感じがします。
燃調補正は90%を切っていて排気ガス中のガソリンの濃度が濃いことから燃調を薄くしようと補正しているようです。
このまま見ているとどんどん薄く補正しようとしていってしまうようです。
プラグを確認してみるとかぶっています。。
この影響もありそうですね。
綺麗に掃除してインデクシングで戻しておきます。
少し改善しました!
走行してO2センサーの周りのすすも飛ばしていきます。
すると燃調補正は100%のデフォルト値に近い数値で作動をしています。
これが正常動作です。
続いて、灯火チェックもOK。
オイル量は、MAXとMINの間くらいです。
ガソリン臭は強めでした。
燃調が濃くなり黒煙が出ていた影響もありそうですが、オイル交換時期も過ぎているのでオイル交換は3000kmもしくは半年のどちらか早いほうでお願いします。
ブレーキフルード量はOK。
水回りは交換されていますね。
冷却水量はすくなめ。
コアが見える前に補水しておきたいですね。
今回は、補水しておきます。
こちらも定期的にエンジンが温まる前に確認をお願いします。
点火系もOK。
ベルトの張り具合も良好です。
リザーブタンクの水量は空です。
後ほど補水しておきます。
インヒビタスイッチ付近からオイル漏れが有ります。
排気系は問題なさそうです。
オイルを抜いていきます。
オイルの色は濃い褐色。
ドレンの鉄粉量は少~中くらい。
PECS分解清掃しましょう。
ドレンは清掃してパッキンは交換しておきます。
茶こし異物等は見られません。
PECS摘出。
網には細かいゴミが少しついています。
PECS本体の鉄粉量は走行距離からみてあまり多くはありません。
点検が完了したので清掃。
綺麗になりました。
パッキンは交換しておきます。
かじり止めをして
組み付けて、フィルターケース周辺をお掃除しておきます。
ミッションンケースもお掃除しておきます。
キャリパーはエアブローしておきます。
ブレーキパッドは少なくなってきていますね。
各部緩み確認もしておきます。
グリスアップもしておきます。
足回りのブーツ類は、ロアアームブッシュが切れたりクラックが少し入ったりしています。
また、右のリバウンドバッファが切れてしまっています。
足回りに大きなガタ等は見られません。
タイヤもOK。
タイヤの空気圧は全体的に下がっていました。
今回、220kpaで充填しておきました。こちらも給油の時などに定期的に確認お勧めです。
今回オイルは、SOD-1にPRO-Sのブレンドオイルで入れていきます。
注入。
暖気後にオイル量を確認していきます。
その間に、リザーブタンクに補水しておきました。
オイル量確認OK。
オイルカルテに追記しておきました。
しかし、暖気中少し吹かすと黒煙が出ています。。
これは問題なので明日以降こちらを点検していきます。
3/17日ムナカタの追記です。
まずは、黒煙が出てしまっているのでバキュームパイプを一本にしてテストしてみます。がこちらでは改善せず。
圧縮を測定。
圧縮はバランスよくばらつきなどは見られません。
火花も元気いっぱいです。
燃圧が高い時にもこのような症状が出てきたりするので燃圧を見るために燃圧系を装着します。
燃料ラインに装着して確認してみますが、こちらも以上ありませんでした。
もう一度走行チェックをして確認してみますが異常は見られません。
ガスを測定してみると、非常にクリーンな排気ガスです。
すすが溜まって排気ガスから黒煙が出ていた可能性ありますね。
もう一度確認してみると標準くらいになっていました。
今回、バキュームパイプの影響でかなり黒煙が出ていたのでその残りだったのかもしれません。
続いて、ブローバイパイプ周辺からオイルが滲んでいるので確認していきます。
下がわれてしまっていました。
こちらは交換します。
交換完了。
これにてすべての作業が完了しました。
ご来店をお待ちしております。
ヽ(*´ω`*) 3/ 18 石川の追記です。 (*´ω`*)ノ
お天気の良い本日。
AB様ご来店ですヾ(*´∀`*)ノ
これからドライブですか?
「いやいや。戻って仕事よ。」
いやーこのお天気でドライブ行けないのはツライですねー。
お仕事頑張ってくださいね^^
ありがとうございましたヾ(*´∀`*)ノ
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