夏も終わり?残暑っていつまで続くの?石川ですヾ( ´∀`;;)ノ
「AT用漏れないオイルフィルターケース PECS付きが気になるのよね~♪」
最近手に入れた黒いミニでYMS様が初キャメルですヾ(*´∀`*)ノ
「ところで・・・ミニの水温計って普通振り切るの?」
そんな事はありませんよ(;´・ω・)
早速、マスターとスリーチェックをしていきます。
その前に、ヒータージョイントパイプが樹脂製のままになっています。
樹脂製のままだと、水温が高くなってエンジンを切ったときに水路の圧力が高くなって突然割れてしまう可能性がありますので今回ステンレス製のジョイントパイプに交換します。
続いて、水路のスリーチェックを行います。
エンジン側の水温センサーは、91度ですがラジエーター側に挿した水温計は66度を指しています。
サーモがしっかりと開ききっていないことがわかります。
サーモスタットの理想の開弁温度は約88度なので、このままではサーモスタットが全開にならずエンジン側の水温がどんどん高くなってしまいます。
95度になってもラジエーター側の水温は80度にもなっていません。
これでは、電動ファンが作動する前にオーバーヒートしてしまいます。。
マスター「こりゃーサーモ開かないね・・・」
YMS様「なんてこったー」
早速、ピットに運び入れてサーモスタットの交換をしていきます。
しかし、かなりボルトが渋くなってしまっている様子。。
注油しながらゆっくり慎重にボルトを緩めていきます。
ここで、YMS様にキャメルの安心オートマおと~と君に試乗していただき本来の走りを体感していただきました!
三本あるうちの二本は何とか摘出できましたが一本はサーモハウジング・サンドイッチプレートに固着してしまっていてネジ切れてしまいました。。
ボルトを今回は、錆びにくいステンレス製のボルトに交換しましょう!
ドリルでネジを削って外そうとしましたが、完全に固着してしまっていて断念。。
しっかり養生をして、サーモハウジングを削ってサンドイッチプレートだけでも無事に摘出する作戦に変更。
サーモハウジングを摘出しましたが、サンドイッチプレートも完全に固着してしまっているので今回はサーモハウジングとサンドイッチプレートの両方を交換します。
取り外した、サーモスタットを確認してみると完全に錆びてしまっています。
これでは、サーモスタットとしての役目を果たせる状態ではありませんね。。
サンドイッチプレートを割って摘出するしか方法がないので割って摘出しておきました。
やっぱり自分の車のことは気になっちゃうのよぉ~!
気持ちはよくわかります。(笑)
ボルトを摘出。
エンジンブロック側のネジ山も傷んでいるのでタップを立ててねじ山補修をしておきます。
サーモハウジングとサンドイッチプレートは、棚落ちしてしまっていたので部品が届き次第作業を進めます。
また、スリーチェックが完了していませんので水回りの作業完了後に再度スリーチェックを行います。
本日は、お預かりになります。
作業完了まで、しばらくお待ちください。
9/2日ムナカタの追記です。
本日部品到着予定なので、部品が来る前にねじ山補修をしておきます。
古いガスケットがこびりついているので綺麗にはがして
オイルストーンで磨きます。
ちょうど部品到着!
それでは、新旧交代。
サーモスタットも交換して行きます。
サンドイッチプレートのスタットボルトは移植します。
緩み止めをしておきます。
ボルトは錆びにくいステンレス製のボルトに交換して行きます。
ガスケットも新品に交換しておきます。
続いて、ヒータージョイントパイプを交換します。
かなり錆がひどく、樹脂の部分が割れ欠けていました。
トラブルが起きる前の交換で一安心ですね。。
こちらも、錆びにくいステンレス製のものに交換して行きます。
各部シリコーンで潤滑しながら作業を進めます。
交換が完了したら、エンジンが冷たい状態で水路に圧力をかけて漏れが無いかどうかのチェックをしていきます。
圧力に変化はなく、目視でも漏れは見られませんでしたので漏れなしと判断して交換は完了です。
曽根です。。
サーモスタット、電動ファン、水温センサーの温度精度を確認するスリーチェックと
水路洗浄を行います。。。
ラジエターは交換されてますがパイプに少し汚れが溜まってますね。。。
ラジエターフラッシュいれてエンジン始動で洗浄開始
まだサーモスタットが閉じてるのでラジエターに挿した温度計は上昇しません。。
サーモスタットの大事な任務はある温度まではしっかり閉じてることです。。
インジェクションMINIの開弁温度は88℃が規定値です。
エンジン側の水温センサー90℃ ラジエターが88℃になりました。
サーモスタットが開きました。。。
水温センサーの温度精度も良好です
サーモスタットはしっかり開いています。
ラジエターに勢いよく流れ込んできてるのが見えます。
90℃での水温計の針の位置は真ん中よりやや下。。
この辺りがベストです。
93℃で電動ファンが作動しました
ラジエターの下についているファンスイッチの所ではすこし水温が下がったのでしょう。。
電動ファンはストップしました。
ただインマニの下についている水温センサーの温度は93℃で変わらずでした。。。
渋滞や停車中のアイドリングでは93℃近辺をキープできればよいですね。。
水温が安定したので落ち着いて周りの音も聞こえるようになったところ
燃料タンク内のポンプの音が少々大きいのが気になりました。
現在機能的に問題はありませんが予防整備としてポンプ交換も整備計画に入れておいてください。
排水しました。。。
ラジエター交換時に冷却水は入れ替えていると思いますが・・・・
だいぶ錆で汚れた水が出てきました。
次はラジエター口から逆流で吸いだします
そして、バイパスホースをクリップで止めてヒーターコアだけから逆流で吸いだします。
左はヒーターコアからの逆流水。。。
ヒーターコアは水が滞留しやすいのでこうして逆流で吸い上げないとなかなか汚れを出すことができません
過去に錆水が流れていたことが分かります
1回ではきれいにならなかったので何回かすすぎを続けました。。
鉄エンジンのMINIは定期的な水路メンテナンスが重要です。
バイパスホースを外したままでエアが抜ける状態でクーラントを入れます。。。
ラジエターの飲み込みはあまり良くないですね・・・・
過去の錆が循環してパイプが詰まり始めているかもしれません
強力防錆で水路保護・・と消泡機能強化で冷却力アップのクーラントブースター注入。。
静電気を除去することでエンジン内の動きをスムーズにして、燃焼もよくなりパワーアップする水に魔法のリキテック。。。
赤錆を黒錆に変換して安定させる機能もあるので一石二鳥。。。
リザーブタンクも入れ替えておきます。
ECUチェック用のコネクターキャップなかったので代替キャップ付けておきますね。。。
続く。
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