もう梅雨も明けていてもおかしくない時期ですが、今年の梅雨明けが遅いのかもしれません。
みなさんはミニを車検に出す際に、どんなことを販売店や修理工場で言われますか?
外装だと、タイヤのはみだしはダメ。
車高が低いとダメ。
ヘッドライトがダメ。
車幅の変更が済んでいない場合は要申請
地域によってはハイローやコイルサスも要申請らしい。
内装だと、シートや形状
センターメーターもダッシュの保護がされてないとダメとか
シフトノブのパターンはもちろん
ロールバーやハンドル、
あと、メーター回りの警告灯の作動など
それ以外はというと、
触媒がついてガスが下がるか、
ブーツ類のヒビ、裂け、破れ、
オイルや冷却水の漏れ、
そして、フロントブレーキの制動差も実際に車検を受ける上で問題になります。
いわゆる諸費用という自動車重量税25200円、自賠責保険17650円、印紙1800円は共通なので、
たぶん24か月点検整備料と車検代行手数料が基本的な請求に加算されます。
今でもユーザー車検に行く方は、この二つが0円なんですね。
さて、24か月点検整備料と車検代行手数料は車種やお店によってまちまちです。
ガソリンスタンドの車検だと車検代行手数料をタダにしてる所も多くあります。
ミニの場合、ざっくりと車検費用はいくらぐらいなんだろう、ミニを買ってまだ一度も車検を受けていない人は思うはずです。
車検に必要とされる整備と、やっておいた方が良い修理は別メニューです。
仮に、24か月点検整備料と車検代行手数料で45000円とすると、特にノーマル戻しや整備が不要なら10万円を切るくらいです。
それが、リアホイルシリンダー2個を替えたりで20万を超えるとすれば「う~ん」ですね。
特に買って初めて車検を通す方で、購入店以外で車検を受ける場合は、あちこちダメ出しされることが多いと思います。
良いと思って買った愛車にあれこれ修理箇所を指摘されると残念な気持ちになりますが、説明を聞いて納得できるなら依頼すればいいし、出来ないなら他を当たるしかありません。
例えば、ドライブシャフトブーツにダメージがあった場合、普通ならドライブシャフトを抜きます。
で、アウターブーツならブレーキ周りとスイベルハブを外して、CVジョイントをコンコンって叩いてシャフトから外して新しいブーツをつけます。
深いキャンバー角(3度以上)付けてると、左側のインナーブーツがダメになるのが早いです。
インナーブーツだとドライブシャフトをポットジョイントから外して、アウターブーツを一旦外した上でインナーブーツを交換して、またアウターブーツをバンドで止めなおす作業になります。
ですが、整備は進化していますので、我々の場合、インナーブーツ交換はアウターブーツに手を付けず交換します。
それだけ作業時間が短くなるわけです。
一般的に厄介なフロントサスペンションコーンストラットまたはハイローキットのナックルジョイントについたブーツ交換はアッパーアームの脱着なしにはできない場合があるので、そうなるとハイローキットを新しく取り付けるのと同じだけの手間が掛かります。
今だとハイローキットの取り付けはいくら請求するんだろうかわかりませんが、300円くらいの部品交換に片側で20000円以上請求される、もっとかもしれません。
しかし、リップスピード時代のハイローならともかく、現在販売されてるハイローキットのねじ込み式だったら、最も短く縮めた状態からハイローだけ抜き出すことが出来るケースがあります。
ですから、ハイローキットにどこの製品を選ぶか大切なんですね。
ミニは維持費が掛かる古い車です。このことだけは事実で、何でも自分でやってしまう人以外はその事実は否定できません。
しかし同じように、修理技術が手際よければ、そんなに高い請求も来ないはずなんです。
弊社で販売を始めて3年が過ぎたハイブリットボールジョイント。
指定のトルクでつけてあれば女性でも全く重さを感じません。
そして、多くは2年経ってもこんな感じです。
構造上グリスアップは受け付けないのですが、グリスが入るとしたら、DHR製ではないし、そもそも内部の樹脂製のカップ部分が崩壊しています。
基本的にブーツに損傷があっても、どこででも入手できるサイズで作られているため汎用品をお使いいただけますが、交換用にブーツの販売も行います。
ただし、弊社製品お使いの方にだけ販売となりますのでご留意ください。