夏も後半。ムナカタです。
ITH改めICH様。
ICH様から『バックはするけど全く前進できなくなってしまいました・・・』と緊急連絡。。
オートマのBSCCです。
そして、保険レッカーで入庫です。
積載車にはバックで積み込んだようですね・・。
前進側のギヤに入れるとわずかな振動は感じますが仰るとおり全く動きません。。
ピットまで押して搬入して点検していきます。
まずオイル量は、1L前後多く入っています。
原因はオイル不足ではありません
冷却水量は、適量です。
オイル漏れは、全体的に多め。
漏れを予想してオイル量も多めに調整しているのですね・・。
ミニあるある、フィルターケースからも漏れていました。
すべてのオートマMINIを漏れないフィルターケースにしたいです。。
続いて、ドレンの鉄粉チェックをしていきます。
ドレンを入れ替えて確認してみると、鉄粉量は少なめです。
続いて、油圧計を取り付けて油圧を確認していきます。
油温を65度まで温めてから行います。
油圧チェックの様子がこちらです。
N=7kgでした。 正常値は6~7㎏ですので正常です。
D=4.5㎏でした。 正常値は、6~7kgなので油圧が足りていません。
ちなみに、1レンジは4.3㎏・2レンジは4.3㎏・3レンジは3.7㎏でした。
R=7.5㎏でした。 正常値は11~12㎏ですのでこちらも油圧が足りません。
しかし、ほかのギアよりも少し油圧が高いので地面に接地していてもRレンジだけは
動くことができます。
前進できない原因はフォワードクラッチ破損と油圧抜けのようです。
ジャダーなどのフォワードクラッチ故障の前兆はあったのではないかと思います・・。
すべてのギヤの油圧が低いので油圧抜けは確実ですが分解してみないと場所は特定できません。
ドレンボルトの鉄粉は少ないことからドラムは再使用できる可能性あります。
8月21日、かじかわの追記です。
続く。
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