2022年3月15日、筑波サーキットで開催された第1回トラックディに参加してきました。
元々は2月に予定されていたのですが、コロナ禍で延期となってこの日になりました。中止とせず走る機会を与えて頂いた三和トレーディングさんに感謝です。
僕はというと、第1戦でタイヤを12インチにしたにもかかわらずタイムダウンという為体で、納得がいかないというか自分が情けないというかでブチ切れたこともあって、この機会に足周りを徹底的に見直しました。これでダメならレース引退しなければという勢いです。その意味でも第1戦直後のこの時期にトラックディがあって有り難かったです。
最初に原因探しから。
第1戦で第1ヘアピンと80Rの進入で腰砕けになる感覚があってスピンするわアクセル開けられないわで怖かったのですが、有り難いことに原因がありました。右リアのダンパーが完全に抜けてました。左旋回の右ロール時にリアが踏ん張らずに一気にストロークすることで不安定になるのと、タイヤに荷重が乗らないのでリアのグリップが出ない、という理屈だったようです。
僕の恐怖心から来る錯覚ではなくて本当にホッとしましたw
それにしてもビルシュタイン/エナペタルでも抜けるんですね。外筒はアルミ鍛造で頑丈ですが、おそらくバルブ類は寿命があるってことでしょう。ミニのリア用はスペースの制限で細いってのも理由としてあるかもしれません。
ビルシュタイン/エナペタルにはオーバーホールのプログラムがあるので、ちゃんとしてる人はちゃんと利用しているんでしょうね・・・と、調べてみたらシーズンオフにはオーバーホールキャンペーンがありました。まあミニだし、そんなに負荷掛からないからと気にしてなかった自分に気づくことが出来た、かな。
リアのみビルシュタインの新品に交換。抜けたショックは今シーズンのオフにオーバーホールに出す予定です。
リアが踏ん張らない理由は明らかになったのですが、この機会に他のパーツも見直しました。
見直したパーツその1、オーバーステア傾向抑制を狙ってリアのスタビライザーを交換しました。
このボディを購入した時に装着されていたのが上の写真右側のスタビで、φ19mmの極太、しかも調整機能なしの男前なパーツでした。これを赤ミニ時代に使っていたKAD製に交換しました。上の写真左側です。
径は同じくφ19mmですが、アームが1.2倍程度長いのでレバー比分は柔らかくなる見込みです。
装着!
見直したパーツその2、ラバコンを交換しました。
乗り心地や硬さに不満があったわけではないのですが、レース毎にヘタって車高がどんどん落ちてしまうので、既にヘタリ済みの中古品に交換しました。ちなみにSVにてクリーニング済みです。
右がこれまで使ってきたらバコン、左が今回交換した中古品です。
中古品の方が上端が潰れていて、狙い通りヘタっている事が期待できます。が、理由はわかりませんがヘタっているはずの中古品の方がゴムが柔らかかったそうです。実際に僕が運転した感覚でも交換後の方が乗り心地が良くなった気がしました。
ラバコンにも色々種類があるそうですのでその違いなのか、あるいはゴムって使われながら経年劣化するとゴム分子の切断と架橋が同時に起きるので、ヘタリながらもある程度柔らかさを維持するようなモードになっているのかもしれません。
見直しその3、ブレーキディスクを交換し、ディスク交換に合わせてパッドも新品に交換しました。
ブレーキディスクはエンドレス製の10インチです。
ブレーキパッドはエンドレス製のtypeCです。これまで使ってきたものと同じですが、お仲間のナナハムさんがエンドレスのディスクとセットで使ったところ非常に良い感触だったとのことで、真似させていただきました。 本当はキャリパーまでエンドレス製に変えたいところですが非常に高価ですので、まずはディスクとパッドで味見ですね。
素材なのか後処理なのか、いい感じの色に焼き付いたブレーキディスクがカッコイイです。
見直しその4、12インチのCRホイールです。
写真撮影はP師ですが「カッケー」というコメントと共に送られてきましたw やっぱりナローボディにはCRが良く似合いますねw
純正中古の12インチホィールを使ってたのですが、スタッドボルトとのアタリ面が荒れていたのかボルトが緩んでしまう症状を抱えておりました。増し締めし続けてもどこかで折れる未来しかないですからね、安心を買うついでに好みを追求した結果、ここに落ち着きましたw
トラックディの走行動画です。2本目の赤旗後の数周しか撮影できてないんですが、なんとか1分9秒台に踏み込むことができました。
内容を見てみると、第1セクターはタイム変わらず、苦手としてた第2(インフィールド)と第3(最終コーナー)で0.5秒ずつアップできてます。特に最終コーナーはようやく赤ミニ時代のタイムを上回れたので一安心というか自分を信じることができました。
ちなみに下の行に青字で書いたのは2017年に51号車がMk1ボディ+12インチホィール仕様で出したタイムです。第1セクターであと1秒、第2と第3セクターであと0.5秒ずつイケると示してくれてます。これを目標に精進しようと思います。
とりあえずはリアのグリップを信じてコーナースピードを上げるチャレンジですかね。明日のSBoM第2戦、そんな意識で取り組もうと思います。
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