曽根です。
YK様 前進しなくなってしまったとのSOS入電・・
そして保険のレッカーでご入庫です。
山梨県からのとのことですので出先でのトラブルのようです。
バックは普通にできるのでそのままバックで入場。。。
アウトドアマンのYK様。。 今日もキャンプだったようです。
前進のギヤに入れると油圧が動いている感触はありますが駆動が掛からないという状況
厳密に言うと平らなところだとかすかに前進しようとする・・といった症状です。
前回の初キャメル時のオイル交換でオートマの状態が良くないのはわかってましたが・・・
予想より早くトドメを打ってしまったようです。。。
前回点検した時の症状は、発進と変速時のジャダーが大きくパワーを掛けられない状態でしたのでフォワードクラッチの破損が疑われてましたが、今回の前進だけしないというのはまさにフォワードクラッチが破損してしまったようです。
オイル量はOKです
ガソリン臭は少な目・・
前回のオイル交換から900㎞しか走ってません。
前進できないので押してピットに入れます。。。
オートマに掛かる油圧チェックします
十分暖機して、前回取り付けて漏れないフィルターケース測って約80℃
フィルターヘッドから油圧を取り出しフロントガラスに油圧計を取り付けて点検します
前進で油圧が掛かってるような感触のとおり油圧は6.5㎏かかってます。
バルブボディから油圧の配分は行っている状況ですね・・
やはりフォワードクラッチに異常があるのでしょう。。。
リバースはブレーキを踏んで負荷をかけた時のストールテストは大丈夫でした。
油圧も安心オートマよりは低いものの基準値内には入っている・・といった状況
前回のオイル交換では若干多めだったドレンボルトの鉄粉。。
今回はどうでしょうか・・
オイルを抜かないように別のドレンボルトをサッと入れ替えてチェックします
ピンぼけですみません。。 PECS装着で900㎞走行としてはちょっと多めです。
ギヤドラムが削られてる可能性もあります。
分解してみないとはっきり断言できないレベルです。。
オートマのフロントパネルは開けた形跡があります。
以前からオートマの不具合に対処しようと努力はしていたようですね。。
前回のオイル交換時の点検でも指摘があった・・
右のインナーブーツからのグリス漏れ・・
純正のままのキックダウンからのオイル漏れは少ない方ですが
今回安心オートマにする際にアルミ製の対策品に交換しましょう
左のドライブシャフトブーツのヒビは深め。。
エンジン降ろすのにドライブシャフト抜くのでこの際交換お勧めです。
リヤはエンジン降ろすついで・・とはいきませんが
前回から気になってるゲイターブーツは交換したいです。
エンジン脱着に伴って水回りを交換するケースは多いですが
割と最近に水回りの整備をされているようです。
ヒーターバルブも国産車用の流用されてました。
ファンブレードの反りもすくないのでブレードも交換されているようです。
せっかくエンジン降ろすので・・・お勧めはハートピストンと超軽量コンロッド♪
ご来店いただいて作戦会議しましょう。。。
つづく
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