2022年2月27日、筑波サーキットで開催されたSuper Battle of Miniの第1戦に参加してきました。ちょっと今回は自分のことでいっぱいいっぱいで写真少ないですがご容赦下さい。
今年の新兵器、12インチタイヤです。
これまで10インチで頑張ってきましたがレースではかなり厳しくなってきましたので12インチに変更しました。ADVANのA032からA048への変更で、扁平率ダウン(70→60)による耐荷重アップに加えて、ゴムのコンパウンドが2世代新しくなってます。今のレースで主流になっている13インチ+A050には及びませんが、A032に比べれば大幅なポテンシャルアップとなります。昨年末のSV走行会でジムカーナは経験してまして、コーナーワーク中心の低速コースではグリップ限界の向上とタイムアップは確認済みです。筑波でも効果を期待したいところです。
ホイールはミニの12インチ用のノーマルを使ってます。SVに転がっていたものを使わせて頂きましたが、車体の雰囲気は意外に悪くないです。ただちょっとトラブルがありまして・・・、
昨年末の成田での走行会後にSVで整備したところ、ホイールナットが緩んでしまっていたとのことでした。ノーマルホイールとノーマルホイールナットの組み合わせでしたので相性は悪くないはずなんですが、結局原因は分からず。
とりあえずハブスタッドボルトを新品に交換してホイールを前後入れ替えて組み直して頂きました。
さらには僕が乗ろうとしたらスターター動かず。配線の束を弄ったら無事に始動したのですが、念のため配線の束をバラしてみるとスターターの配線が脱落してきてくれました。完全に外れていて配線の束の中で何となく接触しているだけの状態だったようです。まあ原因がすぐに明らかになって良かったですがw
右前輪の車高が落ちてきていたので車高調整して頂きました。
昨年末にも同じ症状が出ていて少し車高を上げてもらっていたのですが、まだ少し右下がりだったんですよね。ハイローの調整ボルトを昨年末に1回転、今回1/2回転回してほぼ水平状態まで戻して頂きました。ありがとうございました!
新品のラバコンって結構ヘタるんだなと実感した次第です。一般的にはラジエターの熱を受ける左側がヘタりやすいと聞いてたんですが・・・よっぽど僕が重いのかw
ここまで前日の夜にSVでして頂いた作業になります。土壇場にかかわらずトラブル対応ありがとうございます!
当日の筑波です。めっちゃイイ天気でしたが風が強くて寒かったです。春一番ってヤツですかね。
左にいるのは紫の悪誠ことO田さんが駆るMRRC27号車ですね。昨年までインジェクションのエヴォリューションクラスでしたが今年からはOPENクラスでご一緒することになりました。これも13インチ+A050ですし、今回からえげつないスロットルボディを搭載してきてくれてます。SVの開発車両的な位置づけの車ですね・・・負けたくないですが勝てる気がしないですw
予選の車載動画です。
内容とは関係ないですが、昨年の第3戦、第4戦とGoProのバッテリートラブルで撮影できてなかったのですが、今回はちゃんと撮影できた・・・と思ったらファイルのエラーでSDカードからコピーできないというトラブルに見舞われました。ファイルリカバーソフトやら何やら駆使してリカバーしましたが、これだけで2日ほど掛かりました。気力削がれます・・・GoProは通算で3台目ですが、どれも壊れて終わってるんですよね。この手のデバイスって耐久信頼性が重要かと思いますが、GoPro高価なのにちょっと弱いなあと感じます。次どうしようか悩みどころです。
予選は今回から6分のフリー走行+10分の予選という形に変わりました。タイヤを暖めたり感覚を慣らしてから一旦ピットロードで気持ちをリセットできるので悪くない試みかと思いました。
肝心のタイムアタックですが、1周目で1分12秒台を出しつつタイヤの剛性感とかコーナーでの余裕を確認し、2周目で1分10秒台の自己ベスト近いタイムを出し、これはイケると思って更に攻め込んだ3周目のヘアピンであっけなくスピン(涙。それ以降は左ターンで不安定になって攻めきれずに1分11秒から13秒の間をフラフラしている内に予選終了してしまいました。第1ヘアピンの入り口でハードブレーキかますと不安定になるのと、ダンロップを超えた後の左の高速コーナーで車線が1.5台分ぐらい右へズレる・・・このコーナーだけ超アンダーみたいな感覚で扱い辛かったです。
車体の挙動との関係は不明ですが、予選終了後に確認するとスタッドボルトがまた緩んでまして・・・増し締めはしてもらいましたが、スタッドが伸びてるかネジ山嘗めてるか、という状態でした。
この段階で決勝を走るか悩んだのですが、異常を感じたらすぐに止まろうと自分に言い聞かせて走ることに決めました。レースでのマシントラブルって自分だけに留まらず他車にも影響してしまうので、ちょっと甘い判断だったとこの文章書きながら反省してます。
決勝です。予選は9番手で左隣の8番グリッドにMRRC27号車がいます。それとフロントロウの2番グリッドにはMRRC86号車がいます。同門3台が同じカテゴリーになるのは珍しいですし普通だったら楽しめるのですが、ちょっといろんな不安があって楽しめる状況ではありませんでした。
スタート時のクラッチミートが苦手だったんですが、決勝の前に白い天使ことMRRC70号車のT橋さんにアドバイス頂いた方法を試したところ存外に上手く行きまして、27号車の前に出ることが出来ました。その一方で後方にいた26号車に猛烈な勢いで抜かれましたが・・・少しはマシになったかと思いましたがまだまだですねw
オープニングラップの第1ヘアピンで、予選のトラブルもあって控えめに入ったところを27号車にパスされ、その直後のダンロップコーナーでは後続の91号車にも抜かれてしまいました。その後のバックストレートで91号車は抜き返しましたが(ストレートは安心できるし速いんですわ)、27号車にはどんどん離され91号車にはコーナー毎に突き回され、なんとかポジションキープして8週を終えました。9位スタート、10位ゴールです。
ちなみにMRRC27号車O田さんは8位スタート8位ゴール、MRRC86号車ハムさんは2位スタート6位入賞でした。遙か先で事情は全く分かりませんが、ハムさんなかなか厳しい戦いだったようですね。
反省を兼ねてここ数年の自分の足取りを振り返ってみました。
2017年当時の赤ミニのベストタイムは1分12秒583で、最高速度は144.675km/hrでした。2017年末にクラッシュして車を壊し、2018〜2019年は車を作り直すもエンジントラブルでまともに走れず、1,380ccエンジンで再挑戦した2020年には1分11秒222、2021年には1分10秒771と、ちょっとずつタイムアップしてきました。
エンジンの排気量アップに伴って最高速度は赤ミニに対して約10km/hr向上しましたがタイムアップは一気には出来ず、各セクションのタイムを毎年少しずつ削って2021年に1分10秒台までようやく来たわけで、ここまではクラッシュからのリハビリと言えなくもないかなと思います。
が、今回の2022年第1戦のリザルト、これはイケてないです。タイヤをインチアップした効果が出てないどころか遅くなってますやね。何だこりゃ駄目だ俺は、と思いました。
足周りに不安があったとか言い訳はありますが、それにしてもコレは無い。そう思うとここ数年のちょっとずつのタイムアップも妥当なものかどうか怪しく思えてきてます。ひょっとすると、というかかなり確信あるのですが、クラッシュのトラウマからコーナーに飛び込めなくなってしまったんじゃないか、と。
そんなわけで、もう一つだけトライして自分がこの趣味を続けられるのかどうか見極めようと思います。一つ思い当たるところとして、足周りのセッティングが緑ミニを購入したときのままでしたので、これを赤ミニ相当の足にリセットしてみます。ついでにハブスタッドボルト周りの不安点を徹底的に整備して、言い訳の出来ない状態で自分がどこまで出来るのかを確認するつもりです。この悔しさ情けなさを忘れないうちにチャレンジ予定です。
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