曽根です。
YMG様・・今日は奥様のアマランスおと~と号。。。
そしていよいよ、『ストリート総長号、とことんフルバランスでお兄ちゃんを超えろ!』作戦実行の日が来ました。
あいにくの雨でしたが、そこは完璧にカラーコーディネートされた和傘の総長さま。
ご主人のお兄ちゃんMpiは、ハートピストンと超軽量コンロッドとクランクもフルバランスしたエンジンと横置きラジエターでスムーズ&パワフルのストリートバランス仕様
それを超えるスーパーバランス総長仕様を目指します・・ってそんなのできるのか。。
『信号で並んだ時、隣の〇〇〇に負けないようなMINIにしてね♪』
となりの〇〇〇って?
わかりました。とにかくストリート最強でとことんバランスにこだわったスムーズなヤツですね。
まずは安心オートマを基軸に・・・
ノーマルと比較して圧倒的な吸入効率と運動変換効率で中低速トルクがグーンとアップのハートピストンと 数千回転で往復するコンロッドは680g⇒480gまで贅肉を落とした超軽量スペシャル。
ここまでは定番中の定番ですね。。
そして、お兄ちゃんMpiの時と同じように
この日のために取付を待っていたパーツ達をたくさん積んできていただきました。。。
排気系はデルタの等長エキマニ、ステンダウンパイプ、スポキャタ、ステンサイド出しマフラー
エンジンはハーモニックバランサー、チヂミ塗装のロッカーカバー、
冷却系は・・ラジエター、ホースなどの水廻り一式。。それと電動ファンはスパル製に交換。。
とにかく山盛りです。。
さて・・お兄ちゃんMpiを超えるためのご提案その1
2020年5月にマニュアルのナンバー付き3代目曽根号でテスト導入したビッグバルブヘッド
2020年7月にオートマに初採用。。ストリート用オートマとのマッチングよく飛躍的にパフォーマンスアップ
ハートピストン+軽量コンロッドにビッグバルブヘッドのOON様安心オートマ
ご来店時には従来タイプのノーマルバルブのライトチューンヘッドをご提案しましたが出だしのダッシュからドカンとくるビッグトルクはやっぱりビッグバルブ・・・とS.V.田中氏からもお奨めのメッセージ。
そして・・このタイミングでS.V.から新商品発表・・
オリジナル軽量バランスクランクシャフト・・美しいです。
新品クランクシャフトを回転軸周辺を中心にNCによる軽量化
カウンターバランスウェイトは落としすぎないようにカット。
軽量化コンロッドと同様に強度を落とさないような表面加工
ちなみに・・ノーマルクランクはこんな感じ↓
こうして比較するとカウンターバランスの形状の違いもわかりますね・・
9.8㎏まで軽量化に成功。。
YMG様にご提案。。。
そしてお返事は・・・
『女は黙って軽量クランク~!!!』
さすが総長。。
本日から軽量クランク祭り開催けってぇ~い
これでだいたいメニューは決定しました。。。
外装はピカピカなアマランサパープル。。
内装も。。バッチリ仕上がってます
カーペットもペダルも綺麗なんでカバーしときます。
後期MINIの天張りは黒ずんじゃうのが弱点ですが、既に張替え済みで内装は満点。。。
良くメンテされてるエンジンルーム。。。
今回更に完璧にメンテされます。。
ちょっと動かしにくいシフトゲート式シフトをゆっくり N⇒1へ。。
短めめなタイムラグでトンと軽いショックで入ります。
リバースに入る時もショックは少な目
ストールテストも1700rpmで留まりOKです。
ミッションとデフ番号が異なるので過去にオートマ修理はされてますが現在特に悪い症状は出ていません。
1→2→3→トップと変速は正常です。
ノーマルのオートマMINIの走りとしては特に問題ないし標準的ですが・・
総長が仰るように・・・・
信号ダッシュはちょっと元気のいい国産車に並ばれると負けます(笑)
明日、下廻り点検、油圧点検させていただきます。
7月6日追記
オートマに掛かる油圧チェックの前にオイル点検。。。 OKです。。
かじかわ君が 漏れないフィルターケースのフィルターヘッドから油圧を取り出してます
そして、油圧計はフロントガラスに貼り付けておきます・
フィルターケースの表面温度で凡その油温を測ります。。。
62℃まであがったので オートマのバルブボディに掛かる油圧測定開始・・!
ニュートラルで約6.6㎏ 良好です。
Dレンジに入れて1速です。
6.5㎏ 良好です。
リバースは
ちらっと見たらちょっと油圧低いので、油圧測定の規定値1000回転まで上げてみました
それでも7㎏にしか上がりません。。。。低いです。
安心オートマだと11~12㎏は出てきます。
バックはできる油圧ですが規定値より低いのはオイルポンプの出力不足? 内部でのオイルリーク? などの何らかの原因があるはずです。 点検結果を待ちましょう。
タイムラグなど走行上に問題なかったのでリバース油圧が低かったのはビックリしました
油圧測定した時のビデオです。。。。
ドレンボルトのチェック。。
オイルを零さないようにドレンボルトを差し換えます。。。 byかじかわ君
ドレンボルトにはほとんど鉄粉の付着はありませんでした。
前回は標準的ではありましたがふっくらと鉄粉がついてましたので前回取り付けたPECSがしっかり仕事してくれてますね。♪
下廻り点検です。
前回緩みのあったボールジョイントもOK。。。
その他もガタや切れも無く良好です。。。
あちこちに・・・制振ワッシャーが仕込まれております。
組付ける時にしっかり元に戻さないとね・・・。
ドライブシャフトブーツのヒビは浅いのであと4年は大丈夫ですね
リフトアップするとネガキャンに見えますが前回測定では地面に着いた状態でポジ0.9°でしたね。
右前輪を内側から眺めてたんですが・・
キャスターの角度がだいぶ立って見えます。
左側も同じ位にキャスターが立ってます。。
標準は3°ですが・・・見た感じだと1°位です。
確かにステアリングは軽くなる方に変化しますが・・・
加速してる時は良いけどレーキング時に不安定になるのでできれば標準に近いいところまで寝かした方がよいと思います。
オイル漏れは少ないですね。。。 デフサイドシールもきれいですが
左ドライブシャフトの裏にあるキックダウンスイッチからのオイル漏れはありました。
ここはアルミ製の対策品に交換します
インヒビターからの漏れは少ないのでこれはそのまま流用で行きましょう。。。
今回交換予定のダウンパイプですが・・・・ まだ新しいですねぇ。。
ただ、次回取付のデルタのはピカピカステンレスだから見た目はだいぶ変わりますけど。
今回、触媒もスポーツキャタライザ―に交換ですね。
マフラーもデルタでトータルコーディネイトしたのでこのマフラーも見納め・・??
サブフレームの裏を覗いてみると・
キャメルの魔法シリーズ 静電気の空中放電アンテナが・・・
おっ、怪しい5角形テープもありました。。。
密かにこれ・・・効きます。
リヤブレーキ周辺も・・良好。。。
雨の中を走行中 ワイパーが途中でストップすることがあったとのこと。
雨を再現しながらテストしましたが・・・うーん今日は止まりませんねぇ。。
念のためにワイパーのパーキングスイッチは交換しましょうか。。
7月8日追記
入庫時のミニモニデータ記載遅れてすみません。
フォルトはありません。 優秀です。
マルチ画面。。。すべて規定値内。。GOOD
左上から アイドル回転 アイドル認識OK 燃調補正してます
左下から スロポジ電圧OK ステップ値良好
インマニのバキュームも基準値ピッタリ。。。
水温96℃ この時まだ電動ファン回ってませんでした。。。
今回水温センサーもラジエター及び電動ファンのサーモスイッチも交換なのでこのデータは必要ないのかな・・・
吸気温39℃
電圧はOK プラスチャージラインも付いてましたね。。
O2センサー稼働中。。。
燃調補正もバッチリ。。。でした。
つづく
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