Owner:門田悠司さん
20歳のときに初めてミニが気になり出し、20数年後にミニオーナーになる目標を実現した門田さん。ミニに乗るのが楽しくて、毎日京都の街を流しているそうだ。
京都・嵐山にローバーミニを連れ出した
京都観光の人気エリアのひとつ、嵐山にローバーミニを連れ出した。Go To トラベルが開始される直前だったから、ローバーミニを渡月橋付近に停めて景色と一緒に眺めたい、なんて目的だ。
’96年ローバーミニを京都・ディンプルで買ってまだ1年生のオーナー・門田さんは、京都の中心地区にお住いの(Go Toとか関係ない)バリバリの京都人なんだけど、門田さんのローバーミニのボディカラー・アトランティックブルーメタリックの色合いがすごく京都っぽく見えるので、旅行者じゃないけど門田さんにお願いしてみた、というわけだ。
アトランティックブルーメタリックは’96年には純正色では設定がなく、もっと前の年代のボディカラー。ドン曇りでは濃いめのグレーに見えるんだけど、太陽の光が当たると少し紫色というかすみれ色というか淡い色味が混じってくる絶妙なカラーで、そんなところも京都の人の好みを感じさせる。
一方、パフォーマンス面では、門田さんのローバーミニは、エンジンの速さを求めるのではなくて、気持ちよく京都の街並みを流す仕様。だからマフラーはジェントルさで定評のあるヴァルタンセンター出しにして、静かにシューっと走っていくし、サスペンションにはアレックスモールトン-AVON製のエアコン車対応ラバーコーンと車高を調整するためのロードアジャスター、GAZのショックアブソーバーで、乗り味と見た目を両立する、京都の街を駆け抜ける喜び仕様だ。
ホイールにはスピードスターF-Ⅱの6J-10 3ピースステップリム仕様とちょっと太めの165/70R10で、心なしかごっつく見えるけど、これってヨーロッパの定番的なストリートレーサースタイルだ。
京都のローバーミニは、やっぱり伝統的とか正統派なんてのがよく似合うんだね。
TUNING&CUSTOM DATA
◆EXTERIOR ◆ ボディカラー アトランティックブルー(オールペン) MK-IIテールランプ CRUIZE LEDヘッドランプ 3000K(電球色) テールランプ球・ウインカー球 3000K(電球色) 6Jモールレスオーバーフェンダー ◆SUSPENSION ALEX MOULTON-AVON RUBBER ラバーコーン ロードアジャスター GAZ ショックアブソーバーセット ABR コンペロアーアームブッシュセット Phase2 ABR ストラットバーブッシュセット Phase2 ◆TIRE&WHEEL スピードスター FL-II 6J×10 ディープリム アルミホイール ダンロップ J-CINQ 165/70R10 タイヤ ◆EXHAUST マニフロー LCB インジェクション用 VALTAIN オールステンレスセンターマフラー ◆INTERIOR センターメーター 200km/hスケール Mk-IIセンターキー ステアリングコラム ウィンカーレバーAssy モトリタレザーハンドル14インチフラット ステアリングアジャスター オリジナルアルミシフトノブ(コールブラック) フィットギア クロムメッキシフトレバー
ディンプルが重点を置いているポイントは足回り。エアコン付き車両に対応するアレックスモールトン-AVON製ラバーコーンとロードアジャスター(車高調整)、GAZショックアブソーバーを組み合わせて、ベストな乗り味をセット。
シフトレバーにはフィットギア製を使った。40mmほどシフトグリップが近くなり、さらに右側に40mmほどオフセットしているので、ステアリングアジャスターを付けたステアリングとシフトレバーの位置がベストになる。
インテリアはMk-II調に。Mk-IIセンターキー、200km/hスケールスピードメーターが入るセンターメーター、フラットな14インチモトリタステアリングなどを取り入れた。
センター出しのマフラーはヴァルタン。ステンレス製で取り付け時のロードクリアランスも考慮された設計だ。排気音が静かというのもポイント。
アルミペダルはマストアイテム。踏んだときの安心感が違う。フロアマットは定番のチェッカーフラッグ模様。柄の色合いがボンヤリしているのが当時の雰囲気だ。
ローバーミニでは定番とも言えるスピードスターFL-IIは6J×10サイズのディープステップリム3ピース構造。3ピースホイールって本来はレースのために考えられたホイールだから、走り系のミニにはよく似合う。
SHOP DATA ディンプル tel.075-495-1132 http://www.kyoto-dimple.com/