やはりポールスミス・ミニは、どんなロケーションでも絵になるクルマだ。ローバーミニの後期、
’90年代には様々な限定モデルが登場したが、その中でももっとも人気が高いのがこのポールスミス・ミニだろう。パンキッシュな色使いと洒落たスタイルは今でも人気が高いため、グッドコンディションの車両を見つけるのはなかなか難しくなっている。
そう考えると、走行3万kmそこそこのこのポールスミス・ミニを見て、オーナーのHさんが衝動買いしてしまったのもうなずける話だ。そんなHさんは、これまでにもたくさんのクルマを乗り継いで来た自他ともに認めるクルマ好き。若い頃はS800でジムカーナを嗜み、現在でもR33とR35の2台のGTRを所有するなど、昔から早いクルマがお好きなようだ。
「ミニは絶対スピードは高くないものの、人馬一体のようなドライブ感覚は他のクルマではまず味わえないですから」というHさん。
そして購入後間もなく、Hさんはモディファイを開始する。もともとキャブレター化されSUキャブが装着されていたクルマだったそうだが、これをウェーバーに転換。そして、シートステーやメーターパネルに取り付ける各種アクセサリーなどの金属パーツを自作して装着。ポールスミスのオリジナルイメージを崩すことなく個性的かつ走りも楽しめるクルマに仕上がっている。