曽根です。
前回はファストカーの1000㏄MINIの車検と諸々整備だったIKG様。。。
『もう一台MINIをゲットしたんで、車検と登録お願いしま~す。』
で、都内某所からMINIが陸送されてきました。。。
バッテリーも弱いようで、陸送会社が預かってからエンジンがかからなくなってしまい、
都内某所から直送で陸送されてきました。。。
ボディは珍しいくらいノーマルコンディションですね。。
走行3万㌔台という低走行らしくシートやステアリングの擦れもなくイイ感じ。。
ブレーキマスターのタンクは空っぽ。。 どっかで漏れてます。
水の量はOKですがエンジンがかかるようになったら水路洗浄しましょう。。。
ジャンピングケーブルで電気をいただいてエンジン始動。。。
エンジン始動するのですが10秒ほどで止まってしまいます。。。
燃料が続かない・・って感じの止まり方です。
燃料ポンプへの電源は大丈夫でした。。。
まさか・・ガス欠? と思ってガソリンタンクを覗くと入り口の錆が気になります。。。
いや・・タンクの中も錆が回ってて、ポンプも錆びてました。。。
乗ってない期間が長かったんですね。。
燃料フィルターが詰まってる可能性ありますね。。。
まずはタンク内の錆取りと、ポンプ交換、そして燃料フィルター交換から始める必要あります。。。
12/13アズマ追記です
IKG様キャブのメイフィアで登場です
『2台目のインジェクションメイフィアの様子を見に来たよ!』
『それと今日2台目の状態見るために高速走って来ていたらさ、エンストしちゃったんだよね。
燃料ポンプの動作音がしないからそのあたり触ったら、治ったからそのへんが怪しいんだよね。』
かしこまりました確認してみます
IKG様のミニは寒い地域で走るため、ポンプが凍ったりしないように、トランク内に設置してあります
IKG様が言ったようにポンプの周りの配線を触ったら動作しました、
どうやら、マイナス側のギボシが緩んで抜けてしまったようです
ギボシを廃止して、直接ボディーにアースするようにしました。
それと一緒に配線の取り回しも少し変えました。
これで、燃料ポンプが原因でエンストすることはなくなるでしょう。
エンジン内のチェックを行います
冷却水と、オイルの量はOKでした
キャブレターのサクションピストンのオイルも大丈夫そうです
エアクリーナーはだいぶくたびれていますね、、、
新しいフィルターに交換しちゃうぞ♫
キャメルに来てからまだ変えていなかったようですね、
もしかしたら”当時物”のエアフィルターだったのかも?!
フロントウインカーのゴムガスケットから雨漏れするためご自身で交換です
右だけではなく左も交換ですね
『サイドモールの裏にホコリだとか水が溜まって錆の原因になるから、剥がしちゃえ!』
と、本題は2台目の様子の確認でしたね。
燃料タンク、ポンプ、フィルター交換ですねかしこまりました
『それじゃ、よろしくね』
ご来店ありがとうございました
これより交換作業を行います。。。
12/15アズマ追記です
再度タンク内をみてみましたがタンクだけではなくポンプもサビで赤くなっています
タンク内のガソリンは腐ったガソリン特有のツンとした匂いがします、再利用するのは諦めて交換後は新しいガソリンを入れます
タンク内のガソリンを抜き取ってから、タンクを外していきます
タンクが外れてトランク内が広くなりました、、、
燃料フィルターも交換ですね、
燃料フィルターにはROVERの文字が書かれていました、もしかしたら新車時から一度も交換されていなかったのかもしれません
新しいフィルターに交換したので、きっと燃料の通りも良くなるはずです
タンクとポンプを取り付けました、もちろん新品です!!
次は、新しいガソリンを入れて始動のチェックを行います
12/17アズマ追記です
取り付けたタンクにガソリンを投入してエンジンを始動してみます
もちろん新しいハイオクで、、、
問題なく、というかむしろ調子よくエンジンが回っています
途中エンストすることもありませんでした
エンジンかかることが確認できたので車検の準備を始めていきます
まずは灯火チェックから
灯火問題ありませんでした
次はECUチェック行っていきます
出てきたフォルトは3つ
吸気温センサー、MAP値(マニホールド内の負圧)、クランク角センサーでした
こちらはリセットしておきました
マルチ画面です
数字は左上から回転数、スロットル電圧、ステップ値です
発電量です、順調に発電しているようです
水温と吸気温です
水温センサーの精度は後ほど水路洗浄時に精査します
MAP値、マニホールド内の負圧です、基準値より低いですね、、、
数値が低い時はバルブクリアランスが大きくなっていることが多いです。
タペット調整がオススメです
O2センサーは問題なく動作しています
燃料二次補正値です、MAP値が基準値より低いため13%薄くしていますね
リフトに上がっているので下回りもチェックしちゃいます
オイル漏れがありますね、コンバーターシールのところから漏れているようです
右側のドライブシャフトブーツのヒビが深いです。
いまは漏れていないので今回の車検は問題ありませんが、早めに交換したいですね
ステアリング周りは、ハブガタやボールジョイントのガタはありませんでしたが
タイロッドにガタがありました、、、
と、思ったらタイロッドエンドの緩み止めのボルトが緩んでいるだけでした
リアブレーキシューのライニングはまだまだ残っています
リアブレーキのホイールシリンダからブレーキフルードが漏れていないかチェックしています
こちらは問題なさそうですが、ホイールシリンダーの中に入っているゴム製のブーツやカップは新しいものに交換します
念の為反対側のホイールシリンダもチェックです
少し漏れているようですが、ブレーキマスターのリザーブタンクが空になるほどではないです
空になった原因は他にありそうです
探してみましょう
ブレーキマスターに付いているマスターバックの中を確認したら
ブレーキフルードが結構溜まっていますここが主な漏れの原因でしょう、、、
原因がわかったのでブレーキフルードを入れてテスト走行の準備をします、、、
タイヤの空気圧は放置されていたからなのか100kpa程しかありませんでした
また、側面にはヒビがありました、これは交換したほうがいいですね。。。
仮ナンバーを取り付けて、
テスト走行行ってきます!
走ってみた感じ、何不自由なくスムーズに走ります。
直進安定性やATだと気になる変速もばっちりOKです
ちょっと気になったところは、ショックが抜けていることくらいでした。
このあとは車検の準備を続けてまいります
つづく
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