今季ではサーキットでの成果を重視して、仕様変更に伴い公道に別れを告げた編集部・白ミニくん。前回は駆動系のセッティング変更と大幅な軽量化をおこない、SBoM第1戦に参戦した。
果たして、その成果や如何にーー?
これが編集部白ミニくんだ!
今季よりレース活動に本腰を入れるべく、レーシングマシンとして大幅な仕様変更がなされた編集部・白ミニくん。テーマはあくまで「ノーマル仕様に戻せる」ことと「ビギナーでも乗りこなせる」ことを重視しているため、エンジンチューンやボディ加工などは行われなかったが、エアコンユニットをはじめ、一部の電装類や公道走行で必要な装備類、さらにはライニング類なども取り払われたことで、大幅な軽量化を果たした。さらに、ガラス類もフロントガラス以外は、より軽量なポリカーボネート製のものに交換されている。
また、駆動系についてはコーナリング改善のために、デフをストリート仕様のATBに交換。これに併せてファイナルも3.4から変更することとなったが、当初予定していた3.9では立ち上がりが劇的に改善される一方、最高速が頭打ちする可能性があったため、今回は3.7に設定された。
そして、3月3日(日)に開催されたスーパーバトル・オブ・ミニ第1戦で、仕様変更後の初めての実走となったのだが、当日は早朝から天候が安定せず、予選を終える頃には雨が降り始めていた。ウェットコンディションでの走行となったことで、本来のスペックの検証は不可能かと思われたが、駆動系の改善によりドライブフィールが大きく変わったことで、昨季よりも大幅な伸びが期待できる結果となった。
③ SBoM第一戦レース出場&テスト走行
3月3日(日)に開催されたSBoM第1戦で初実走。ウェットコンディションの中での走行となったが、ATBの効果により路面状況が悪い中でもコーナリングが安定。最高速の実測は叶わなかったものの、ベストタイムは1分18秒568と、前年度のタイム1分16秒089と比較してもわずか2秒しかダウンしていないため、ドライコンディションではさらなるタイム短縮が期待できる。
車両は634kg
ドライバー/編集W
1:24:494
スポーツ走行・スプリント2本目で実走。ATBの効果か、ウェットの中でも路面をしっかりグリップできたことで、臆することなくコーナーを攻められたという。
ドライバー/笠原 美香
1:29:266
デビュー戦から間が空いたことと、初めてのウェットでの走行にもかかわらず、タイムは29秒台を記録。前回が27秒台だったため、ドライでの伸びも期待できる。
ドライバー/Defi廣江
1:18:568
ステアリングについては「一瞬アンダー気味になるが、力を込めればスムースに曲がる。ウェットでも走りやすくなった一方、パワーが出たことでブレーキが物足りない」とコメント。