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オイル交換とオイルのシールへの攻撃性

弊社ではオイル交換の作業がとても少ないです。

地元管理ユーザーのミニしか行わないので、コロナ騒動前でも遠方からいらした方のオイル交換はお断りしておりました。

何故かというと、オイル交換したら調子が悪くなった、オイルが漏れるようになった、というクレームが出る可能性があるからです。

オイル交換と何らかの些細なトラブルを結びつけてしまうユーザーがいる以上、一見さんお断りで対応せざるを得ません。

オイルや添加剤を入れることで、こう変わった、こうなったという印象をSNSやブログで目にしますが、油温と粘度の変化がそういうった印象を生むのであって、何か表面活性度が変わるからではありません。

ミニは古い車なので、現代のオイルは向かないのです。

ですから100%鉱物油をお勧めします。

以前は、以前と言っても20年前くらいまでですが、バックスやハットの安い汎用オイルでオイル交換していても、それほどトラブルはなかったのですが、今は猛烈な省燃費時代。エンジンの各部クリアランスは前にも増して狭く精度が出ていて、それに対応したオイルが業界を上げて開発されています。

ですから、ミニとミニ以外の現代車が共用できるオイルな訳ないんです。

ミッションとブロックを繋ぐ部分の一番大きなオーリングです。

見ての通り、潰れて全く復元性がなくなっています。

常にオイルと触れる部分、例えばフライホイールハウジングのラージシールや、タイミングチェーンカバーのシール、オートマならセレクターシャフトのシールやキックダウンスイッチの現在売られてる社外品に使われるシールなど、回転部分と触れる一番柔らかく薄い部分が硬化するとオイル漏れの原因になります。デフのサイドシールもそうです。

交換には時間のかかる作業が伴う為、劣化は仕方が無いにしても、何度か触れているように、明らかにミニに適さないオイルブランドかオイルの種類、添加剤のようなものが存在します。

鉱物油にそれほど高いものはないので、選択を妨げる要因はありません。ただ、半合成や100%化学合成の同程度の価格の物は、だったら鉱物油を選んだ方が無難です。

昔のユーザー(昭和や平成初期)は各自よく研究していて、当時雑誌しかない中で限られた情報を上手に生かしていましたが、最近のミニユーザーは保証だのクレームだのと文句ばっかり言ってくるそうなので、それも女房に言わせるらしいんですが、エライ事になってるケースがあるそうです、あくまでも多数のお取引先から聞かされた話ですが。費用は払わないから直せ、と奥さんに言ってもらうそうです。凄いね。

とにかくオイル選びは慎重に。トヨタや日産、ホンダに入れるものは合いません、添加剤も同じです。


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