今季ではサーキットでの成果を重視して、仕様変更に伴い公道に別れを告げた編集部・白ミニくん。前回は駆動系のセッティング変更と大幅な軽量化をおこない、SBoM第1戦に参戦した。
果たして、その成果や如何にーー?
これが編集部白ミニくんだ!
今季よりレース活動に本腰を入れるべく、レーシングマシンとして大幅な仕様変更がなされた編集部・白ミニくん。テーマはあくまで「ノーマル仕様に戻せる」ことと「ビギナーでも乗りこなせる」ことを重視しているため、エンジンチューンやボディ加工などは行われなかったが、エアコンユニットをはじめ、一部の電装類や公道走行で必要な装備類、さらにはライニング類なども取り払われたことで、大幅な軽量化を果たした。さらに、ガラス類もフロントガラス以外は、より軽量なポリカーボネート製のものに交換されている。
また、駆動系についてはコーナリング改善のために、デフをストリート仕様のATBに交換。これに併せてファイナルも3.4から変更することとなったが、当初予定していた3.9では立ち上がりが劇的に改善される一方、最高速が頭打ちする可能性があったため、今回は3.7に設定された。
そして、3月3日(日)に開催されたスーパーバトル・オブ・ミニ第1戦で、仕様変更後の初めての実走となったのだが、当日は早朝から天候が安定せず、予選を終える頃には雨が降り始めていた。ウェットコンディションでの走行となったことで、本来のスペックの検証は不可能かと思われたが、駆動系の改善によりドライブフィールが大きく変わったことで、昨季よりも大幅な伸びが期待できる結果となった。
② エアコン&内装取り外しで徹底的に軽量化
まさかの34.58kgの軽量化!
公道からサーキット仕様に切り替えるため、内装やエアコン類をすべて取り外した。さらに、フロント以外のガラスをポリカーボネイト製に交換することで、さらなる軽量化を図った。
取り外されたパーツ重量一覧(単位:kg)
内装
- メーターパネル 3.43
- フロントダッシュカウル 0.35
- エアコンダクト 0.18×2
- ヒーターダクト 0.24×2
- オーディオ 0.89
- シートステー 0.32×2
- フロントベルト1.94×2
- エアバック 0.64
- サンシェード 0.22
- リアベルト+サイドポケット 1.58×2
- リアボード 0.29
- スピーカー 1.42×2
- サイドポケット 0.32×2
- アクセサリーケーブル 0.43
- ETC 0.08
- ネジ・ボルト・ワッシャー類 0.70
- Cピラー+タイヤハウスライニング 0.36
計 19.39
エアコン
- エアコンユニット 4.11
- コンプレッサー 6.65
- レシーバー 0.46
- コンデンサー 0.88
- ファン+ステー 1.92
- ステー・ネジ類 0.32
- ダクトホース 0.08
- 配管類 0.69
- ヒーターホースステー 0.11