曽根です。
ICK様 広島県から安心オートマへのご依頼です。
安心オートマらくらく便で、広島⇒キャメルオート 25900円で運べます。。
陸送会社『ゼロ』とキャメルオートの連携プレー。。。
ただいまお届けに上がりました。。。
一見してきれいなポールスミスです。。
ルーフモールから見ても今まで室内保管だったと思われます。
椅子もステアリングも擦れが少なく走行距離は少ないと思われます。。。
メーターの48000㎞は・・・・ 実走行の可能性ありますね。。。
ポールスミスのグリーンのパーツはそのまま。。
ヘッドカバー プラグコード、そしてファンブレードも緑のままでした
ICK様から、オイル漏れもあるので併せて修理してほしいとのご依頼があります。
オイル量はロアレベルですが、規定値内です。
まだ油温もそれほど高くないこともあるでしょうが、ここまでは下に垂れるほどのオイル漏れは見られません・・・・
冷却水はちょっと減ってました
試運転のために補水しておきます
ミニモニでECUチェック
フォルトは入ってませんでした
マルチ画面の数値もすべて基準値内で正常です
左上から アイドリング回転 アイドル認識 燃調補正
スロットルポジション電圧 ステップ値
水温93℃ 水温センサーは経年劣化で高温の感度が悪くなっていきます。
水温センサーはインマニの下にあるので車上で交換するにはインマニを外します。。
安心オートマにするためにエンジン脱着するので、ついでい交換しておくのがお奨めです。。
吸気温
インマニの負圧 MAP 28Kpaは正常値の範疇ですが
やや低すぎるかも。。 おそらくバルブクリアランスが広がっているものと思われます。
組付ける時に0.35㎜に合わせておきますね。
14.0V 電圧は元気です。
O2センサーも元気に稼働中。。
O2センサーからの情報をもとに燃調補正してます。。。正常です
では、試運転させていただきます
ICK様からもご指摘がありましたが、右の窓ガラスが下に下がったところでガリガリと金属が擦れる音。。
ガラスチャンネルが広がってしまってますね。。。 これも交換のご依頼です。
Dレンジに入れると、若干のタイムラグを伴い1速に入りました。
安心オートマのおと~と君に比べれば長いタイムラグですが、世の中のオートマMINIの中では短い方かも。。。
発進時のジャダーもなく変速も4速までスコスコと変わっていきます
足回りからはほんの少し振動を感じますが、しっかりした印象です。
オートマはこのようにまだ症状の出ないうちに安心オートマにするのが理想ですね。
ボディも足回りもしっかりしてるので、キチっとメンテナンスしていけばこれから先も長く乗れるMINIだと思います
ここも、ICK様からのご依頼・・・・・
ドア下はMINIの弱点。。錆びやすい部分です。。
このくらいなら鈑金補修でキレイになります。
もうひとつのご依頼事項。。。。
右リヤのクオーターガラスあたりから雨漏りがするのではないか・・・・と。
水を掛けて漏れをチェックします
クオーターガラスの廻りのゴム、ウェザーストリップからの漏れは確認できませんでしたが、
右ドア下から室内に入り込む水を発見。。
右ドアのウェザーストリップを乗り越えて入るようです。。。
ドアとの密着が良くないのでしょう。。。
では、下廻りのチェックとオートマ油圧の測定のためにピットに入れます。
ピットに入れて油温を上げるためにしばらくアイドリングしてたら・・・・
漏れてるよぉ~
急にドバーっと大量のオイル漏れです・・・・
まずはオイル漏れの点検から・・・・
すぐに判明。。
オートマMINIのオイル漏れの原因ナンバーワン・・・オイルフィルターケースからでした。。。
フィルタ―ケースからの漏れはこのように、漏れだすと一気に大量に漏れるので大変危険です。
このオイル漏れをなくすことができる救世主が『キャメルの漏れないフィルターケース』 です。
ミッション番号と
デフケース番号は同一でした。。 他の状況から見てもオートマの修理歴はないものと思います
テンションブッシュはヒビが多いです。
ロアームブッシュも花開いてますね。。。
スコスコ軽く動くエイボンバーのブッシュお奨めです。。。
右前の足回り。。
全体にしっかりしてますが・・
アウターブーツには、まだ浅いですがヒビが見られます。
あと、2年は大丈夫かな。。
アッパーボールジョイントに小さなガタがありました。。
すぐには交換しなくてもよいくらいのレベルです
ナックルジョイントの樹脂カップが飛び出してます。。
ナックルジョイントのボールがアッパーアームの穴に直接当たってしまってる状態ですので
早めの交換をお奨めします。
すぐ上にあるのがハイローキットとラバコンですので、一気にラバコンも新しくして足回り一新!!もイイですね。
左前足回り。
こちらのナックルジョイントは大丈夫でした。。。
左のタイロッドを上下に揺するとコトコトと振動を伴う音が聞こえます。。
まだそんなに大きくは無いですが、走行中に僅かに感じた振動はこれだと思います。
工賃込みで約1万円で交換できるので、修理お奨めします
左右のデフサイドシールからの漏れは少ないですね。
左インナージョイントの陰から出てるオイルはキックダウンSWからです。
ココは安心オートマにする時に、漏れない対策品のアルミキックダウンSWにします。。
リヤから覗いたところ。。。 床下もきれいですね。
燃料フィルターの交換歴は不明ですが定期的に交換お奨めです。
リヤのラバコンを見ると、まだそんなに潰れてないように見えます・・・
リヤバンパー下に錆が出てないですね。。。 良いボディです。
フロントのバンパー下も錆びてない!!
ホントに大事に保管されてるMINIだと思います
社内で移動するのにも困るので
オイル漏れしてるフィルターケースのパッキンを交換しておきます
フィルターヘッドからパッキンを取り出します
変形してる部分がありました。。 ゴムも硬化してるので僅かな歪でも漏れてしまいます。
PECS用に開発した、長期間弾力性を保つフィルターパッキン
一時的に使用するにはもったいないほどの高品質パッキンですが・・・・
使います
トルクレンチ19Nmで締めると15%潰れる計算で作ったパッキンです。
オートマに掛かる油圧を測定します
油温は56℃まで上がりました。。。
フィルターヘッドから油圧を取り出します。
室内から油圧が分かるようにフロントガラスに油圧計を貼り付けます
そして、ニュートラル、Dレンジ、リバースの時にオートマに掛かる油圧を測定しました
僅かにタイムラグはあるもののの各ギヤの油圧は正常でした
ニュートラル時
約6.5㎏
Dレンジで1速に入ったところ
約6.5㎏
リバースは
約12㎏でした。
内部での油圧漏れはまだないようですね。
このように、悪い症状が出ないうちに分解点検しても必ず消耗してる部分はあります。
今のうちに安心オートマにするのが理想的ですね。
では、エンジン降ろすまで少々お待ちください。「
つづく
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