ミニのエンジンオイルについては、お店によって推しのブランドがあって、それぞれ印象の良かったものをお客さんに勧めているんだと思います。
DHRではオイル交換用に現在はウルト社の20W50鉱物油を使っています。地元のミニに何台かAT車がいるので、その関係でも鉱物油で20W50がちょうどいいと思います。10W40ならTAKUMIの鉱物油も使っています。
さて、いろんなオイルがありますが、その良し悪しは判別する事情にも左右されます。
今回お伝えしておいた方が良いと感じたのは、オイルもしくは添加剤が著しくエンジン内のOリングを硬化させるのでは?と思う事が続いたからです。
2台のATミッションを分解してフォーワードクラッチのオーリングを換えた際に、一方は樹脂?かと思うほどOリングが硬化しています。外そうにも針が刺さらないし、起こすとパキッと折れてしまいます。
もう片方は新車時からそのまま使われていたディーラー管理のATですが、該当部分のOリングはまだ弾力が残って充分使えそうです。
これは明らかに使用されているオイルもしくは添加剤によるゴム質の硬化ではないかと思われます。ディーラーではカストロールクラッシックを使っていたそうです
ミニのATエンジン内部はたくさんのOリングが使用されているのと比較的高いオイル送圧で作動する関係から、出来たら長期間硬化しない物を使うに越したことがありません。
Oリングの質そのものを云々言う前に、鉱物油を使い、無用な添加剤は使用しない方が無難ではないかと思います。
アメ車用にシールの弾力を戻してオイル漏れを防ぐような添加剤が昔からあります。そういった物もミニに合うのかどうかは今後自分のATエンジンの分解で検証していこうと思っています。