コーティングとワックス、違いはどこ?
ミニ乗りのみなさんは、洗車などのカーケアはどうされてますか?
「水洗いは絶対しない!」という人も少なくないと思いますが、そういう人は別としても「コーティングしているからワックスはもう必要ない!」って考えの人も多いと思います。
でもミニなどの古いクルマでは「ワックス洗車」って、実は捨てたもんじゃないんですよ! DIYでやると手間はかかりますが、コスト的にはコーティングよりずっと安く済みますし、なによりカルバナ蝋を成分としてワックスを使えば、それこそ日常の洗車+αで、専門業者でコーティングしたのと変わらないくらいピカピカになるんですから。で、もし専門業者でコーティングと同じ下地処理してもらってから、カルバナ蝋を使ったワックスをかければ、輝きで比較するならワックスの方が断然上になるんですよ!
「じゃあ、コーティングとワックスがどう違うの?」という疑問に大雑把に答えるとすれば、コーティングは塗装面の保護に重点を置いていて、その中で輝きをギリギリまで引き出すボディ仕上げ、と言えます。一方、特に天然素材のカルバナ蝋を使った高級系ワックスを使った仕上げは、ボディのツヤ感に特化したもの、となりますね。
用途的なことで比較すれば、普段使いのクルマで、汚れたらコイン洗車機で洗ったりするのならコーティングの方がいいですし、クラシックミニのように、ときどきガレージから引っ張り出してうっとり眺めたい的な用途なら、コーテイングと同じ下地処理をしてからワックスがけをすれば、それこそほれぼれするようなピカピカ感が楽しめます。
ひとつデメリットを挙げるとすれば、天然素材のカルバナ蝋ワックスは効果の持続力がそれほどなく、圧倒的な輝きをキープしたいというのであれば1ヶ月に1回程度ていねいにワックスをかける必要があります。
コーティング、例えば今流行りのガラスコーティングなどは、一回処理してしまえば半年くらいは効果が持続しますので、(通常の洗車とは別に)半年に一度くらいコーティング入りシャンプーなどで洗車してあげれば、ガラスコーテイングの効果が1、2年くらい持続します。普段使いのクルマなら、断然コーティングってことですね。
今発売中のVol.49では、No.1ワックスブランドのシュアラスター製品を使ったワックス洗車の記事を掲載しているので、ワックス洗車の魅力を確認してみてくださいね。
編集N
自動車雑誌編集者歴30年の、カメラマン・ライター・英語翻訳・動画撮影・動画編集、そして雑誌企画制作もこなすハイパーマルチメディアクリエーター。プライベートではミニメイフェアと30プリウス、フェラーリなどを所有。
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