曽根です

NKH様・・・ 

車検でご来店予定でしたが、セルは回るがエンジン掛からず急遽レッカー入庫です。。。

前回は 初キャメルで 『いろいろ気になる中で今日はテンションブッシュ交換・・・・』 でした。

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私が責任もってお持ちしました。。 

ご苦労様です。

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パラつく雨の中、早速みてみましたが仰る通りセルは元気に回ってもエンジン掛からずです。。。

車内にミニモニを持込み、セル回しながらチェック。。。

クランク角センサーの信号は出てますね。。

それで点火してないなら、その後のコイルとかデスビかなぁ・・・・

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フォルトは連発で入ってました。。。 吸気温

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バキュームのMAPセンサー

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クランク角センサー

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一旦リセットして再発したら精査します。

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メンテされてるエンジンルームですが・・・

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イグニッションコイルはおそらく新車から未交換。。。

レッカー入庫したのは7月10日で、当日のチェックはここまで・・・

そして翌日NKH様がご来店です。

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朝ミーティングにそのまま参加。。。

『昨夜、e-MINIチャレンジの今年の後半戦が始まって、キャメルオートからもまったーマンが参戦したんですよ』

NKHさんも e-MINIチャレンジ いかがですか?

さて、ミーティングの後、早速昨日の点検の続きです。

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疑わしいと思ったイグニッションコイルをテスト用に交換。。

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デスキャップ、ローターもテスト用に交換してみましたが・・

状況は変わらず。。。

昨日入庫時に、燃料ポンプの作動音が聞こえた・・・つもりになってたのですが、

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ポンプが回ってなかったみたいです。。。

ポンプヒューズが大変なことになってました。。。

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完全に焦げてました。。

初期型のインジェクションは、エアクリの後ろにこのようにラインヒューズがあって

ECUや燃料ポンプもこの中にあるのです。。。

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とりあえず、ECUとポンプだけをブレードヒューズに交換。。

左にあるヒューズボックスも含めてすべての管ヒューズをブレードに交換しましょう。。

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エンジン掛かりました。。。

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ボールジョイント交換のYMZ様

バッテリー交換とオイル交換のYMZ様・・・・

狭いながらもちょっとだけソーシャルディスタンスです。。

でも、そこはお互いに同じMINI乗りなんで会話は弾んでました。。。

さて、エンジン掛かったんで車検の下見チェックしますね。

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車高が9㎝未満だと怒りだすという、怒りん棒くん。。 車高OKです

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前回の点検時にオイルフィルタ―から漏れてたので増し締めで応急処置しました・・

漏れないオイルフィルターケース なら今後、絶対漏れません!!

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じゃ、車検お願いします。。。

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今日はバスで帰りまーす。。 

送ってあげられなくてすみません・・・

点検は続きます。。。

昨日、フォルトリセットした項目の再発はありませんでした。。

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マルチ画面はすべて基準値内でした

左上から クランク角センサー信号(アイドル回転)OK   アイドル認識OK  燃調補正OK

左下から   スロポジ電圧OK   ステップ値・・アイドリングとしてはちょっと高めな数値です。。

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エンジンの負荷をECUに伝える、インマニの負圧センサー。。。

アイドリング時で30kpaは正常です。

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水温センサー・・  センサーの温度精度は水路洗浄時のスリーチェックで確認します

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吸気温

ECUチェックで見る限りはエンジンは正常です。。。

走行テストに行ってきます。。

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ニュートラルから1速に入る時のショックが大きいです。 

リバースと3速のバンド消耗も考えられます。。

足回りからのガタは大丈夫そうです。。。

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NKH様も気になってるという、直進時にステアリングが右向いてます。。。

左右の切れ角もだいぶ狂ってるので、タイロッド側で調整が必要です。

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リフトアップして下廻り点検  こちらは右前足回り。。。

ハブベアリング、ボールジョイントなどのガタは大丈夫でした。

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前回交換した、テンションブッシュ・・ 

硬さと耐久性で優れてます。。

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ラバコンはペチャンコですね~

足回り総リニューアルしたいですね。

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アッパーアームを下から押さえてるリバウンドバッファーが潰れてます。。

切れちゃうとラバコンが遊ぶ原因になるので交換が必要です

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左側のドライブシャフトブーツ、深めのひび割れです。

要注意です

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左のリバウンドバッファーはもうちょっとで粉々になりそうなくらいでした。。

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オートマのオイル漏れは左右からありました。

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ミッション番号とデフケース番号が違いますね。。

過去にリビルトオートマに交換されてます。

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左右のデフサイドシールと、右のインナージョイントからオイルが滲んでました。。

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ショックアブソーバーは抜けてます。。

ラバコンとショックが変われば乗り心地と走りは激変しますね。。。

さて・・・・ では車検の定番メニューの水路洗浄です。

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まずは室内のヒーターコアの漏れチェックから・・

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これは・・・完全に漏れてる形跡です。。 しかも錆色の水です。。

これは交換する必要ありますね・・・

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ヒーターバルブは開けておきます

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キャップを見ても過去に錆が回っていたのがわかります。。。

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ラジエターフラッシュ入れてエンジン始動で洗浄開始します

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エンジン側の水温センサーとラジエターに挿した温度計を比較しながら点検します

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エンジン側の水温上昇に引きずられてラジエターの温度も上がってます。

サーモスタットが開いてしまってるのでしょうか・・・・

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ラジエターに勢いよく流れこんではいないので、サーモスタットの弁の密閉が良くないのですね。。

夏は良いですが、寒い季節はヒーターが効きにくく、規定温度の88℃まで到達しない可能性もあります。

サーモスタット交換をお奨めします

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インジェクションのサーモスタット開弁温度88℃になりました。

水温センサーの温度精度は良好ですね

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ラジエターに勢いよく流れこんできました。

開弁量はイイんですけどね。。。

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水温センサー96℃   ラジエター側97℃

本来エンジン側の方が温度が高いのですが水温センサーの高温側の感度がボケ始めてますね。

まだ交換の必要な無いですが、要注意です。

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96℃を超えたあたりで、ラジエターの下からボコボコ沸いてきて危険なのでキャップをしました。

ちょっとラジエターの冷却力が低いかもしれません。。

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そして、97℃で電動ファン作動しました

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96℃で止まってしまいました。。 もう少し温度が下がるまで回っててほしいところです

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排水。。 汚れてましたねー。。

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次にラジエターとヒーターコアから逆流で汚れを吸い出します

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左がヒーターコアからの逆流水。。。 錆水が出てきました。

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洗浄後のラジエターパイプ。。。。

こびりついた汚れで半分近くのパイプが詰まってるように見えます。。。

フルコアで効率のよいラジエターに交換したいところですが、その時はウォーターポンプ、ラジエターホースも併せてすべて交換をお奨めします。

7月14日追記

NKH様から 『んじゃ、ラジエターまで全部交換してねー』 とのお返事いただきました。

エンジンルームと室内のすべての冷却水が流れる部分がリニューアルなので安心ですね。。

水漏れの心配がなくなるので、安心して水に魔法のリキテックも入れられます。。

エンジンブロック内の水路に錆が残ってますが、リキテックの赤錆を黒錆に替える魔法で何とかしてもらいましょう。。♪

2020/07/20

付帯整備を始めます

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ヒューズホルダーからブレード化作業をいたします。

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4連を6連に変更、ECIとポンプ系を一緒に

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残りは4連でまとめます

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吸入効率、ロスの少ないHKSエアークリーナーに変更します

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点火系統もリフレッシュ

デストリビューターの中も定期交換部品です。

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高電圧をプラグに効率よく伝えるキャメル定番の青いシリコンコード

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1番シリンダーのキャップは、ヒビワレて、切れていました

ここまで来たら、コイルもリフレッシュしたいですね。

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絶対に漏れないフィルターケースを取り付けます。
オイルを抜いて

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ドレン磁石には、チョット多めの鉄粉ですが、絶対に漏れないフィルターケース
にPECSで、しっかり働いてもらいます。

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茶こしには、異物は、出てきませんでした。

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キャメルでお勧めのWAKOSプロステージと

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万能オイル添加剤のSOD-1

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フィルターケースの作業開始直後、トラブル発生。
オイルタワーのボルトが緩みません。

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こんなスピンナーハンドルをもってしても?
かなり、リスキーで取り外しが怖い???

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2山くらい緩んだ隙間から浸透剤を噴き込み
時間を掛けて緩めていきました。
所要時間は、ボルト1本に30分くらい。
本当に怖かった。

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ネジは、抜けましたが、やはり6山くらいかじりがあるので
タップとダイスで修正します

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タップには、梶梨乃部分が付いてきました。

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ボルトも修正します。

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無事に指で回るように直りました。

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フィルターケースは締めすぎ厳禁です。


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無事に作業が進み、エンジンを始動。

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漏れの確認をして、水回り作業に移ります。

茶色見えるのは、ネジ部かじり防止剤の跡です。

つづく

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