ミニの鈑金塗装と現代の自動車の鈑金塗装はかなり内容が違うので
事情は分かるんですが、塗装を外注に出してると、どうしても後回しにされてしまいます。
後回しというのはお客様には聞き捨てならない表現ですが、
例えばミニを修理し始めて、その間に待ってもらう修理台数と
国産車の修理で後に続く修理台数に、どうしても違いが出てしまうんです。
普通の鈑金塗装店ではミニが流れて止めると言ってはひどい言い方になりますが、事実そうなんです。
写真では分かりませんが、既にサイドシルは貼り替え、インナーも腐蝕部分は修理されています。
ドアは外板が取られ、底部の下から5cmくらいは用意した新しいパネルを切り継ぎして一切のさびを無くします。
その部分のパネルはえいこくから取寄せないと入手できません。最近はドアごと交換する業者が多いですが、それもどうかな、と費用面でお客さんの負担は大きいです。
両ドア&両サイドシル交換、その他もろもろ腐蝕個所を直してゆきますが
この車の後にづっと順番待ちが続いて、ウチも2台、外車専門の中古車センターの仕事も5~6台あるので
塗装屋さんには年内死ぬ気で頑張ってもらわねばなりません。
じゃなくてもこういう腕がいいところにはややこしい車が次から次から来るので、
貸切るほど仕事を出せないこっちとしても頭が痛い話です。