車検整備の疑問や、これも格差か?

ミニの車検整備は車検と整備がごっちゃになって、分かり難いものが多いように思う。


確かに車検で車を出す際に「どこそこが調子悪いから見ておいて(直しておいて)」という出し方は多い。


それを考慮しても車検に出してここダメそこダメという指摘は多い。

直せばそれだけ安心して乗れることに間違いはないけれど、どんなに新しくても20年経ってるクルマ、おまけに多くは10万キロ前後の走行距離。

そういう車に車検時にいくら追加料金を払えばオーナーが納得いくだけの状態に変えてもらえるだろうね?

常日頃からこのブログを通して皆さんには、書き手である私もひとりの消費者ひとりの自動車オーナーという立場で考え、意見を申し上げている。簡単に言えば「自分の立場に置き換えればどう思うか」に尽きるわけです。

ミニの車検を受けるようになって約30年。

新車が売られていた頃より、今の方が楽に車検を通せる。何よりブレーキ関係、特にリアブレーキのパーツが良くなってるので、”替えてしまえば間違いない”のは有難い。

半面フロントキャリパーの寿命が来てるミニが多い。左右の制動力に差がある場合が少なくない。

中古パーツに頼って一時しのぎしようにも、車検はブレーキに関しては思った以上にシビアです。

現在では中国製の10”12”インチキャリパーが作られていますが、地球を半周するほどの運賃を払って入手する事に馬鹿らしさと価格転嫁はいかがなものかと思ってしまう。

今もミニスペアーズと大量の荷物の送り方に関して、それがネックになって話し合っているところです。

私たち専門店を自負する者としては、薄利で販売してるから許して、薄利で販売してるからクレーム付ける人は来ないで、という態度ではいけないと思う。

もちろんお客さん側にも「お金払ったんだから一発で直せ」的な勘違いされる方も少なくない。

同時に物分かりの良い人を食い物にしてる感があることも否めない。

もはやこの時代に「ミニに乗らなければならない理由」はない。好きで乗ってるんだからその代償は納得しないといけない。

車検整備の疑問に話を戻すが、緩んでないか、壊れてないか、切れてないか、漏れてないか、ただそれだけを目視点検して2~3万請求するのはあんまりじゃないだろうか?

広くて立派なピットも、ガレージにウマで持ち上げただけの工場も、それは従事する側の要求・待遇であって、それをお客に転嫁出来るかどうかは任せてくれるお客さん次第と言えるだろう。

一頃大きく車検の環境が変わって、ディーラーは車検が減って酷いダメージを受けた。その後遺症が今の妙な二重取りみたいな整備料金と点検料の疑問につながっている。

現代の国産乗用車の出来がこうまで良くなっている今、ミニを同じ乗用車のジャンルとしてとらえる人は,他にもっと楽しめる車があるはずだから、不満や捨てぜりふで不愉快な思いをする前に60年前の規格に準じる壊れやすい車とバイバイした方が豊かな経験をもっと選べる。

そうやってふるいに掛けられた人たちだけでこの車を守って行けば良いのじゃないだろうか。

とりとめのない話になったが、日々考えない日はありません。

投稿者: ガレージ・ドッグハウス

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