インジェクションエンジンのダウンパイプを脱着する際に、ほぼほぼ三本のスタッドのうち1本はナットだけ外すことが出来なくて、良くてスタッドごと、悪ければスタッドを折ってしまいます(折れないように外す方法には慎重さと丁寧さしかありません)
見事に1本、スタッドごと抜けてしまいました。折れるよりラッキー。
抜けたスタッドを見ると、ナットは全くスタッドから緩んでいません。
新品のスタッドやナットがあっても、エキマニをエンジンから外さずにスタッドをしっかり取り付けるのは難しい作業です。
今回は一般的に使いまわすだろうスタッド&ナットを元通りにしてみます。
ナットを外すには、バーナーで赤くなるくらい焼けば外せます。
バイスでつまんで焼きます。ネジ山のない部分とナットまでの間はネジ山が痛んでも取り付けに影響がないので、その部分をしっかりつまみます。バーナーで焼くとバイスも火傷するくらい熱くなるので、手の火傷に注意ください。
皆さんはタップやダイスを持っていないと思うので、外れたとはいえ、ネジ山は痛んでいます。
じゃあ、どうするかというと、ワイヤーブラシでゴシゴシと錆を落とします。無いなら無いようにやるしかありません。
そしたら、ちゃんと使えるくらいにまでなります。
エキマニ側のネジ山が変形やつぶれがありました。そしたら角の立ったヤスリでネジ山に沿って修正していきます。数百円でホームセンターでヤスリのセットが売られています。十分役に立ってくれます。
それでまあまあ形も整ったら、スタッドをエキマニにしっかりねじ込む為に、スタッドの頭にマイナスドライバーが掛かるように切り込みを入れます。
ミニを自分で直そうと思うなら、この程度は頑張ってやってください。
グラインダーなら薄いタイプの刃で、薄い鉄ノコギリでも切れます。
エンジンとサブフレームの間に車体の下から手を入れてグリスを塗ったスタッドを回し込めばOK.
この一連の作業を、仮に、エキマニをエンジンから外して作業したとすれば、エアクリーナーやインジェクター、スロットルボディー、インマニを取り外して、ようやくエキマニをヘッドから外せます。もちろんステディーロッドや追加のステーも外してエンジンを前方向に傾けないとエキマニは取り出せません。
あなたが頼りにしてる主治医(書くのはもちろん、聞くだけでも吹き出すほど滑稽な呼び名ですww)ならいくら請求されるか冗談めかしに聞いてみてください。2~3万くれと言うはずです。健康保険は効きません、残念ながら。
それだけの節約できるんだから、この程度は頑張りなさい。腹くくって。
みんながみんなそれだけの金額を請求するわけではありませんが、昨夜のブログでアクセルケーブルの話に触れましたが
たぶん、アクセルケーブルの交換に2万以上見積もるショップはたくさんあるはずです。
世界中どこでも、自動車やバイクの整備を店に頼んだら、高額な請求が来ます。だとしたら、維持できない人が大半です。
車輛を購入して保証期間だから、保証範囲だからという間は購入先を頼りにすればいいです。特に今回のように修理内容が単純な場合(エンジン不調とか、原因がはっきりしない修理は時間も掛かるから、原因が分かるまでのレーバーコストは掛かるかもしれませんが)はアレしてコレしてって分かるわけですから、手間より手際なんですね我々が試されているのは。
もし折れてしまったら、迷わずにDHRにエキマニを送ってください。たぶん翌日には、折れた部分を取り出そうとドリルで穴を開けたり色々やって結果周囲をズタズタにしたスタッドも含めて全部のスタッドに新しいナットも付けて交換したものをお送りします。作業費は折れた本数次第です(笑)ズタズタ具合ではリコイルします。業者があきらめた場合に多いです。
だって、3本とも折れてたらサブスクは無理ですよ~そもそもサブスクじゃないし、知らんけど(核爆)