1979年から2009年まで富士スピードウェイにて行われていた。ミニの集まりで30年にわたり続きました。イベントの企画や運営などは全て素人であるミニのオーナーがしました。
最初は関東近辺のミニのオーナーに声をかけ集まるだけのイベントでした。500台くらいが集まりました。この中にはガレージモーリスの秋山さんやアレックの西尾さんなどもミニオーナーとして参加していました。お店を始める前のことです。
のちに空いたスペースでクラブ対抗ジムカーナやサーキット走行が始まり模擬レースとイベントが増え、Bパドックではじまった305は富士スピードウェイを貸切にするほどのイベントになりました。
1997年ころには香港のミニオーナーがレーシングミニを持ち込み日本のレーシングミニと戦う迫力あるレースが見られました。
毎年新しいイベントを増やしフリーマーケットなども開催されたり、富士逆走タイムトライアルなど家族で楽しめるイベントになりました。
何千台も集まるイベントになりましたが、素人だけでの運営や管理が難しくなり30年で惜しまれつつも終了してしまいました。
2015年から三和が夏の富士でのイベントを始めて古くからのミニ乗りには懐かしく、新しいミニ乗りには新鮮なイベントのスタートになりました。
305は夏と言われていますが、最初は9月30日(日)秋の終わりでした。
ミニバグパイパースが雑誌に数十台並べられた記事が発売され、それを見たイーストポイントに集まる常連のミニ乗り(イーストフレンズ)の人がミニをたくさん集めたらすごいよねの一言から305は生まれました。関東近辺のミニ乗りに声掛けして準備万端でした。しかし日本の9月は台風シーズンで天気は土砂降りでした。
朝早くから会場で準備をしていたオフィシャルは空をみて憎んだ。この土砂降りの中ミニ乗りは来てくれるのだろうか、1台も来ないんじゃないだろうか、そんなことを考えながら準備していると、入口で準備をしているオフィシャルから無線が入った。会場にいたオフィシャルはミニが来てないと思った。入口のオフィシャルが興奮しながら、大変です、入口に何百台ものミニが来てます。すごい数です。
会場のオフィシャルがホッとした瞬間でした。自分はその時9歳でしたが、17年後にオフィシャルになるとは……