曽根です。
KTT様 隣県から初キャメルありがとうございます。。。
新車からずーっとお乗りだそうです。。
もう自分の身体と同じくらいな存在ですね。。
きれいにお乗りです・・愛情感じます。
『もう何年も前からの症状なんですが・・・
走り始めはアインドリングも安定してても・・しばらく等速で走り続けると回転が下がらなくなっちゃうんです。。。』とのこと。
初入庫なのでまずはオイルの点検から始めます。。
量はOK
ガソリン臭は強めです。
一回に乗る距離は短めとのことでしたので燃料希釈しやすいですね・・
すでに粘度低下してると思われますのでオイル交換の時期です・・
3000㎞にこだわらず早めのオイル交換をお勧めします
では・・ミニモニでECUチェックしてみます。。
ECUデータの中に回転高止まりの原因のヒントがあれば良いのですが・・・
フォルトはありません。
マルチ画面・・
今アイドリングは低すぎますね・・ 低すぎてアイドル認識もしてないです。
右下のステップ値は95と高め。。 なんかチグハグな数値です。。
本来は850回転を狙ってるはずのインジェクションMINI。。
回転が低ければスロットルバルブをもっと開けるようにステッパーモーターに指令を出してるはず・・
ECUの指令がまちがってるのか・・ステッパーモーターが命令に従っていないのか・・・・
インマニの負圧は基準値内。。
水温は88℃・・数値は良好
吸気温OK
アイドリング回転が低いせいでしょうか・・電圧は低め
燃調補正は基準値内です。。。
何年も同じような症状とのことで、過去にステッパーモーターの調整も行っているようですが、
うちで診るのは初めてなのでステップ値の調整から始めてどんな動きをするか試してみますね。。
ここから いしかわ君にバトンタッチ・・
ドアが途中で止まらないですね・・チェックアーム交換すれば治ります
ん? 燃料計がエンプティの下。。。。
お聞きすると動くこともあるようなので要点検ですね。。。
ハザードスイッチも時々接触不良・・
ウォッシャーのTパイプは割れてました・・・
ハザードスイッチとTパイプは部品でお持ち帰りです。。。
回転を下げるようにステッッパーモーターを調整してあります・・・
過去に試行錯誤されてる様子が分かります
ひとまず正規の位置に戻してみます。。
ちょっと高めですが・・正常値に近づいた??
スロットルのリンゲージが硬いので潤滑しておきました
これで普段と同じように少し走っていただけますか?
では・・行ってきまーす。。。
高速道路を走ってきたとのこと・・・
やっぱり途中から回転が下がらなくなっちゃってドンドン前に進むんでブレーキかけながら帰ってきたとのこと。。。
ステッパーモーターを交換してみることにします。。。
ここからはアズマ君にお願いします。
アイドル時のスロットルの開度を調整するステッパーモーターを交換していきます。
スロットルボディを分解しステッパーモーターを取り外し。
新しいステッパーモーターに交換します。
ステッパーのギアの欠けはありませんでした。
新しく交換したステッパーモーター装着しました。
タペット音が大きく気になるのでバルブクリアランスを調整します。
調整のためスパークプラグを外してピストンが圧縮上死点に来ているか確認したところ、シリンダー内がとってもオイリー。2番から4番のシリンダー内にオイルが大量に入っています。オイル上がりかオイル下がりが多いようです。
バルブとロッカーアームにシックネスゲージを入れてバルブクリアランスの確認。
広いところでは0.50mm以上の隙間がありました、かなり広がっていたようです。
バルブクリアランスを調整。0.35mmに合わせました。
ステッパーモーターを交換したので、エンジン始動前にECUの簡易リセットを行いステッパーの位置を読み込ませます。
エンジンを始動しミニモニチェック。マルチ画面の数値を表示しています。
ステップ値が動作しエンジン回転数が安定しています。
MAPは基準値です。
水温、吸気温センサーは計測しています。
電圧は良好です。
O2センサーは元気にぴょこぴょこと計測しています。
燃調二次補正も行われていました。
最後に灯火チェックを行い作業完了です。
ありがとうございました。
後ほどKTT様からご連絡いただき、長年付き合ってきた回転の高止まりの症状は出なくなったとのことです。。。 ご報告ありがとうございました。
またのご来店をお待ちしています。
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