先週から報道されていたように今冬最強の寒波が訪れ朝8時は昨日と同じ景色だったのに、1時間後の今は全くの別世界になりました。
さて、ミニは寒さに弱いクルマです。根本的に寒冷地仕様ではありません。
冬季は暖気と称する、たびたびご近所トラブルになっている排気音騒音もあまり気にならないかも知れませんが、エンジンが掛かったら早々に走り出して、走りながら暖気を行う無理な運転をしない事が肝心です。これは燃費に対する意識においても有効です。
ベンツもボルボもエンジンが掛かったらすぐ走り出すようにオーナーズマニュアルに書かれています。
インジェクションエンジンならキャブレター車の様にチョークを引かないとエンジンが掛からないような事はないですし、そもそもチョークの意味や使い方を知らない人はキャブレター車に乗ってはいけません。
いけませんとは上から目線の冷たく聞こえる言い方ですが、生まれた時代が違いすぎるからです。
ミニは昭和の車です。それを今の時代の今の事情に車輛の価格分だけ要求するのは無理な話です。
窓の曇りをブロワーで拭うのも能力的にちょっと無理です。走り始めは乾いたタオルで曇り止めを使ってきれいに拭き上げて走り、その上でブロワーは有効になります。毎朝新しい乾いたタオルを用意して乗車します。車に対してマメな方は多くいますが、安全運転に対する準備には案外無頓着な方が多い様です。雑巾みたいなタオルで拭いて視界確保など無理でしょ?ww
それだけ日本車の出来が良くて、自動車というものは皆そういうものだと疑わなくなっていますからね。
その証拠に、世界中、街を走る車に日本車の多いこと!今のガソリン価格高騰が続けば、これまでは輸出されていなかった軽自動車が世界中に溢れるはずです。
バッテリー上り対策として、リアウインドーの熱線はある程度視界が確保出来たらスイッチを切ってください。運転中熱線を入れっぱなしの使い方は正しい使い方ではありません。
特に価格を気にして軽自動車用の小さなバッテリーをお使いのユーザーは覚悟願います。ちょっと考え直してくださいね。
この間新しいバッテリーに交換したばかりなのに始動に失敗した?という場合は、バッテリーが新しくても端子やアースで接触不良でしっかりと充電されていない事が考えられます。購入先で取り換えてもらったのにそういう事態になった、家族に換えてもらった、そういう方は、何でも付け替えればいいでは済まないこともあるんだと覚えておいてください。
バッテリーの端子は(+)と(-)で太さが異なることをご存知でしょうか?案外えぇ~って方が多いです。
また、端子に締め込む部分はテーパー状になっていて、上下があることを知らない同業者もいます(驚)
入りにくいとハンマーでたたいたり、マイナス端子側にプラス側の金具をはめて締めても緩いまま、それではしっかり充電されないし、セルモーターも勢いよく回りません。
そういった相談を専門店で行って、真っ先にオルタネーターの交換を提案されたらあまり良い店じゃないと思って間違いありません。
オルタネーターがダメになってると診断されて、実はただのアース不良やバッテリーの劣化というケースは身近にも少なくないどころか多いのです。中にはメーター回りをいじってる間に充電しなくなった→オルタネーターがダメです、なんて、ガンじゃないのにガンです、手術しましょうみたいな事例は山ほどあります。
バッテリーが古ければ、先ずは疑ってください。負荷により2年でダメになるケースもあります。そういう方はセルモーターもダメにしてしまう場合が多いです。理由はまた今度。ミニには充電サイクルを常に制御する機能はありません。週に一度程度乗るような使い方なら、常時接続したままにできる充電器が売られています。車庫でトランクを開けてカプラーを差し込んでおけばバッテリーを常にいい状態に保ってくれます。
最低でもバッテリー端子で電圧を測ってエンジンが掛かってる時は13.5V以上ないと徐々にバッテリーが喰われて電圧不足になります。インジェクションエンジンに押し掛けは効きません。
かつて寒い地域では車庫に入れたクルマのボンネットに使い古した毛布を掛けたりしたものです。屋外駐車でも何か掛けて雪が直接ボンネットに積らないよう、翌朝エンジンが始動するように気配りしました。
ミニはそういう時代に生産されていた車種であり、キーを捻ればいつでも始動一発の現代車ではありません。
節分まではじっと我慢でしょうかww