肌寒くなってきましたね。ムナカタです。
前回は、車検だったNSM様。
今回は、エンジン不調でレッカー入庫です。
ピットに入れて、エンジン不調の原因を探っていきます。
オイルの量は、OKです。
オイルは黒く変色してしまっています。
ガソリン臭は中くらいです。
エンジンをかけてみると、黒煙が出てきます。
燃調がかなり濃いのがわかります。
ミニモニチェックは、マップセンサーにフォルトが入っています。
アイドリング回転数は、かなり高いです。
左下のスロットル電圧は、高めですね。
右下のステップ値も基準値オーバーです。
マップ値は、高すぎます。
正常値は、27~37前後です。
しかし、この場合バキュームパイプが怪しそうです。
バキュームパイプが破損すると、このように飛びぬけた数値になったりします。
水温は、-5℃表示。
これは、水温センサーにも異常ありです。
吸入空気温度は、正常です。
バッテリー電圧は低めです。
O2センサーは、燃調が濃いためほとんど機能していません。
燃調補正も燃調が濃いため補正できていません。
初めに、怪しそうなバキュームパイプを確認してみるとECU側の
パイプが入る側のヒューエルトラップの管が折れてしまっています。
これが原因です。
ヒューエルトラップを交換します。
新旧交代。
一本だけシリコンホースに変わっていなかったので、こちらもこの機会に交換。
続いて、水温センサーも交換していきます。
見た目ではわかりませんが、くたびれていそうです。
新旧交代。
しっかり取り付けておきます。
その後、マップセンサーのフォルトコードは消しておきます。
再び、フォルトコードが入ることはありません。
エンジンの調子は、かなり良くなりました!
水温センサーの精度も確認していきます。
ついでに、水路も見ておきます。
まず、サーモの閉じは良好です。
90度になり、サーモがしっかり開いて冷却水が流れ込んできました。
電動ファンもきっちり作動しています。
水温センサーの精度は、良好です。
今まで、全く動かなかった水温計も作動OKです。
11/24日ムナカタの追記です。
本日は、オイル交換のため走行チェックからしていきます。
エンジン・ミッションともに調子よくなりました!
ハンドルが左に流れます。
足回りの突き上げも気になります。
ショックが抜けていそうですね。
ワイパー・ウォッシャー・ホーン作動OKです。
灯火チェックもOKです。
しかし、少しハザードスイッチの接触が悪いことがあります。
ミニモニチェックは、NOフォルト。
マルチ画面も良好です。
マップ値も基準値内です。
水温・吸入空気温度も表示されています。
バッテリー電圧は、低めです。
O2センサーも良好。
燃調補正も順調です。
バッテリー電圧が低かったので、オルタネーターの発電量見てみると
14.08Vで良好でした。また、追加のアースもついています。
電装系を全負荷状態にすると、
11.5Vまで落ちてしまします。
これでは、低すぎます。
オルタネーターを点検します。
オルタネーターの出力線が腐食し始めています。
今回は、端子部分を清掃しておきます。
また、接点グリスと接点復活剤をしておきます。
バッテリー電圧は、回復しました。
また、オルタネーターのカバーが割れています。
ボンネットに当たってしまい少し音が出ています。
ブレーキ・クラッチともにフルード量は、基準値まで入っています。
プラグ・プラグコードに腐食等はありません
バイパスホース・アッパーホースともにLLC滲みあります。
アッパーホースは、増し締めしておきました。
水の量も小まめに確認お願いします。
リザーブタンクの水量も少なめです。
後ほど足しておきます。
クラッチのレリーズも漏れてきています。
クラッチが切れなくなってからでは、危険なので早期交換おすすめです。
オイル漏れは、少なめです。
足回りの突き上げの原因は、やはりショック抜けです。
簡単に片手で持ち上がってしまい、完全にショックが抜けてしまっています。
ラバコンも潰れています。
足回りのリフレッシュお勧めです。
排気系は、蛇腹部分に強くヒットした跡がありますが排気漏れ等はありません。
オイルを抜いていきます。
オイルの色は、濃い褐色です。
ドレン鉄粉は、少なめです。
茶こしには、樹脂片がありました。
アンダーガードは、お掃除しておきます。
ドレンもお掃除して、パッキンは交換しておきます。
キャリパーのエアーブローもしておきます。
ブレーキパッドは、まだ大丈夫そうです。
オイル汚れは、軽くお掃除しておきます。
ドレンが固くなっていたので、補修しておきます。
グリスアップ施工もしておきます。
特に気になる緩み等は、ありませんでした。
左右ともにブーツ切れは、ありませんでした。
タイヤのサイドウォールに、ひび割れあるので早期交換お勧めです。
今回も、PRO-SとSOD-1を入れていきます。
注入。
ラジエーター・リザーブタンク共に補水しておきました。
暖気後にオイル量確認していきます。
タイヤの空気圧は、220kpに合わせておきました。
オイル量OKです。
その後、マスターにも走行チェックをしてもらいました。
エンジン不調はなくなり、GOODです👍
これにて、すべての作業が完了しました。
ご来店お待ちしております。
オイルカルテも追記しておきました。
続く。
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