トラブルシューティングの検索からこのブログを読む方もいると思いますが、やみくもに部品交換しないように。
なぜかというと、酷暑になってやたら故障が頻発してるからです。
でも車を大切にするならこの酷暑では乗らないに越したことはありません。
車齢25年を越える、原産国では小型車にはクーラーを装着しないミニが
亜熱帯より熱帯に近い環境で、おまけにヒートアイランド現象真っただ中で使われることは
故障しても仕方がないレベルです。
ガソリンを少なめに入れて満タンにしない人はタンク内に結露を生んでタンク内を腐食させます。
その結果燃料ポンプに不具合が出ることが少なからずあります。
腐食物を吸い込んでポンプがダメージを受けます。
ポンプの交換に行きつくまでは、軽微な配線の接触不良なども疑ってみる必要があります。
特にインジェクションエンジンのマスターバック上にあるリレーボックスの配線をいじってある場合は
それに関係した断線・接触不良がよくあります。
インジェクションエンジンはテスターで作動中のライブデーターが見れるので、数値が設定幅を大きく超えている場合などはセンサーの不良も容易に見つけられます。が、そこに起因した始動不良やストールは少ないものです。
燃料タンク内が錆びている場合は、バイクのタンクを補修するように、錆取り、コーティングを行なわないとフィルターを詰まらせてしまう可能性が残ります。
DHRでは日本で販売されたインジェクションミニに適合したSpi用のフューエルポンプキットを販売しています。
わずか8800円で販売中です。
Spi仕様の燃圧は他のインジェクションと異なり、かなり低い為、現在売られている燃料ポンプアッセンブリーや交換用ポンプは本国Mpi用の燃圧は3倍大きなものです。それにアッセンブリーだと4万円を大きく超えて、タンクの脱着とポンプの交換作業を含めると7~10万円掛かります。
ガソリンは多過ぎても上の回転域ではエンジンが重いフィーリングとなりパワーも出ないだけでなく燃費も極悪に悪くなると言う状態になります。エンジン掛かれば良いじゃんレベルの専門店が多すぎ。
加えて、インジェクションミニのテスターではECUの、ECU交換は一か八かの選択ですし、他の車輛からもってきたECUをつけてテストして、エンジン掛かったからECU交換というのも短絡的です。水温センサーやO2センサーくらいかな、数値で直ぐにおかしいと気づくのは。それだってセンサー部の接触不良やクリーニングで元に戻るケースは多いです。
既定値がある以上純正の燃料ポンプ容量が正解で、販売されている大容量?燃料ポンプに交換しても将来的なエンジン不調に…となる場合もある事を知っておいてください。
よくクランクセンサーを交換しますが、おいおい!と(笑) 下手な鉄砲は数打っても当たりません。