6J以上のOVFをつけている場合、整備作業上外せたら傷をつける心配がなくていいのに、とか、
車高を下げてタイヤが当たる場合など、フェンダーの加工を少し行いたい場合など、外せたらなぁと思います。
そうじゃなくても、新しくOVFをつける場合に位置合わせはなかなか難しいもので
今ついてるOVFを外すと、付け直しを繰り返した無残に穴が開いてるケースは少なくありません。塗装前なら穴埋めしておけますが
ミニはボディーの仕上げにばらつきが多いので、絶対にピッタリと穴位置が合う、隙間ができないOVFはあり得ません。
だからボディーとの間にゴムのシールを入れたりします。
多分今ではリベットでOVFをつけてあるケースは少ないと思います。鉄板ビスでついてません?リベットでつけるとOVFが割れてしまうんですね、取り付け部が薄くて。
一旦はビス留めして、その位置でOKなら、ナッター加工してあげれば、締め具合も調整出来て脱着の度にボディー側の取付穴を広げてしまう心配もありません。ナッター自身は消耗品ですが、山が減ったらまた新しくカシメたら良いんです。
メッキモールをつけてると、外さなければなりませんが、幅広のOVFだとメッキモールじゃない方が似合います。ただしモールレスじゃない場合はエッジがむき出しだと検査時に指摘されると思いますので目立たない黒い柔らかめのモールをつけておきます。
こんな風にドライバーで簡単に脱着できるのは便利です。エッジの縁に穴が残っていますが、純正OVFがついていた穴です。
ナッターにもカシメ部分がほとんど表面に残らないタイプの物があるので、塗装すると全く分からなくなります。
最近売られている国産のOVFは薄いものばかりで、OVFは少しねじったりひねったりしないと付かない性格上、薄い方が修正しやすいと考えるからでしょうが、英国製はその点、厚くて丈夫なものが今でも販売されているので、買うならそっちでしょうね。
以前PP製の5.5Jタイプが流通していましたが、需要は細って再生産はされずに終わりました。台湾で安く作れたのは今は昔って話です。