曽根です。

ID様、初キャメルありがとうございます。

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助手席のフロントガラスが曇って、足元に冷却水が垂れてきまして、、、

キャメルのブログ見てたら・・・ヒーターコアからの水漏れだなってわかったんで修理お願いします。

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さっそく、ヒーターコア拝見しますね。。。

キレイな内装ですね。。。

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お母さんが新車からお乗りだったMINIだそうです。。。

10年ほど前に譲りうけてID様が乗ってるとのことですが距離は実走行なんですね。

24年間で38490㎞というのは少ないですね。。

乗らない期間が長くてたまに乗る・・という繰り返しだったのでしょうね。。

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さて、ヒーターコアは。。。

漏れ跡がくっきり。。 ヒーターバルブを開けたら漏れてきそうな感じです。

クーラントの成分・・エチレングリコールは有害ですから 甘い香り~ なんて言って吸い込むのはよろしくありません。。。

初入庫ですので、他も点検しておきますね。。。

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オルタネーターとラジエターは交換されたとのこと。。。

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ヒーターバルブは純正のままでした。。。 樹脂製で脆くなってるので割れる前に交換お奨めです。

国産代替え品を使用します。

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オイルはロアレベルよりだいぶ減ってました。。。

今年2月にオイルフィルターから漏れたので修理されたとのことですが、その時オイル補充されてない??

イヤそんなことは無いでしょうけど、あと1リットル減ったらオートマの駆動が掛からなくなって立ち往生します。

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ブレーキフルードはだいぶ変色してるので1年前の車検では交換されてそうもありません。

ということは、リヤブレーキのカップも交換されてませんね。。

フルード量も少ないのが気になります。

これはヒーターコアよりも点検の優先順位は高いです。。。

リヤブレーキの分解点検  ブレーキマスター外してブースターの中に漏れてないか点検 が必要です。

ミニモニでECUチェックします。

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水温センサーにフォルト入ってましたが・・・

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稼働していました。   

温度精度は水路洗浄でのスリーチェックで精査する必要はあります。

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フォルトはリセットして、ノーフォルトになりました。

再発するようなら交換も視野に入れます。。

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マルチ画面はすべて基準値内。。。

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インマニの負圧 MAPも基準値内。

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吸気温OK

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電圧OK

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燃調補正も基準値内です。。。

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下廻りも点検しますね。。。

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右前足回りガタや切れは無く良好です。

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前回の車検でしょうか。。 ラックブーツは交換されてました。

ラバコンはペッチャンコです。。 乗ってないですが乗り心地は予想できます・・・・

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ドライブシャフトブーツはややヒビがありますが、あと2年くらいはイケるかな。。。

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オートマの下を見ると・・・・  白い液体ガスケットで組まれてます。。。

オートマの修理歴がありますね・・・・

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ミッション番号と・・

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デフケース番号が違うのでリビルトミッションと交換されていますね。。。

お聞きしたところによると、まだお母さんが乗っていた頃だそうですので10年以上前のことだそうです。

白い液体ガスケットはちょっと気になります。。。

もしかすると例のリビルトオートマ??

後でドレンボルトの鉄粉をチェックしてみますね。。。

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新車から交換されてないんですね。。餃子型の純正マフラーでした。。。

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リヤサスは車高調整できないノーマルのストラットコーンのままでした。。

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新車からそのままのショックアブソーバーは抜けてしまってますね。。。

おそらく、路面の凹凸で乗り上げた時の突き上げショックは大きいと思われます。。

足回りリニューアルも長期整備計画でやりたいですね。。。

では、オイルの中の鉄粉の点検でドレンボルトを抜いてみます。。。

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・・・・。 これは異常摩耗の様相。。 

ギヤドラムを削ってしまってるようです。。。

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まだ走行テストさせていただいてないので オートマの動作はこれから確認させていただきますが

少なくとも、キャメルの磁力型フィルターPECSでオイルの中の鉄粉を除去して2次摩耗を防ぎ、エンジンへの悪影響を食い止めておく必要があります。

ノーマルの紙フィルターは30ミクロン以下の微細な鉄粉は素通りしてしまうので、オイルから鉄粉を除去することは不可能です。

この状態で、オートマとエンジンを延命させることができるのはPECSだけです。

整備の優先順位としては、ヒーターコアよりも先に手を打つ必要があります。

見積りを整理してメールでお送りしますので少々お待ちください。。。

2020/07/06
 

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ブレーキオイル漏れの部位を探ります

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リアブレーキシリンダーからの点検を
シリンダーの回りが、ほんのり湿っています。

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リアホイールシリンダーのブーツをめくると、フルードが垂れてきました。
こちらが主原因部のようです。

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マスターバックやプロポーショニングバルブの付近には漏れた痕は無く、

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倍力装置内にも溜まっていないので心配ありません

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つづく

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