曽根です。
オートマMINIのオイル漏れ根絶に向けて大きく前進です。
漏れないオートマ用オイルフィルターケース 販売開始です。
オートマMINIのオイル漏れの原因ナンバーワンの汚名返上の時が来ました
ゴムパッキンに押さえつけるだけだった従来品に対してネジ込み式に変更されます。
10mm幅のネジ部分の根本にOリングが入ります。
アルミの部材どおしがカチッと当たったところで止め、緩まない程度のトルクで締めます。
締めすぎはイケません。。
フィルターヘッドも新設計です。
横には油温計を付ける際のセンサー取付用のネジ穴 (1/8PT)を開けてあります。
オートマMINIは連続高速走行した場合はかなりの高温になります。
オートマ内部のピストンシールはニトリルなので120℃以上は寿命が短くなると言われています。
今までは油温センサーを取り付ける場所がなくてあきらめてた油温計を簡単に取り付けることができます。
ちなみに・・2015年5月のトラックディでは
オイルクーラーを取り付ける前のワークスATでサーキットを7~8周走って140℃まで上がりました。。
フィルターヘッドの内側にあるリリーフバルブは、フィルターが詰まった場合など フィルターを通り難くなった時に、一時的にバルブを開けてフィルターを通さずにそのまま通過させる為のものです
油温が低くてまだ粘度が高い場合などでもリリーフバルブが簡単に開いてしまうのを防ぐために
開弁圧力をノーマルの1㎏から1.8lkgに上げてあります。
*磁力型フィルターPECSを使用する場合は通過抵抗が非常に少なく、詰まることがないのでリリーフバルブが開くことはありません。
漏れないオートマフィルターケース for PECS 49800円(税別)
5コアPECS本体 38000円(税別)
上記セットで87800円です。
ノーマルの紙フィルター用はケース部分を黒のアルマイト加工しました
51800円(税別) です。
フィルターヘッド部分は共通ですが、ケースはPECS用と長さが違います。
後に、ケース部分だけを交換すればPECS用にグレードアップ可能です。
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参考までに従来のフィルター交換のようすです・・・・
オイル漏れの原因ナンバーワンの フィルターからの漏れの場合、
漏れたオイルはオートマの前面パネルを伝ってきます
漏れる原因はフィルターパッキンが熱による硬化などで弾力を失ったりパッキンそのものが悪くて切れてしまったりするパッキンそのものに起因するケースと
パッキンを溝に入れる時に真っすぐにはいってない・・や、ケースとパッキンがズレて当たってるとか・・の取付けの際の技術的な原因とがあります。
特にPECSは何万キロもそのまま使用できるので、ノーマルフィルターより数段も高品質なパッキンを必要としたため、材質、硬度を 最初から見直して作り直しました
過去ブログ・・・新オリジナルATフィルターパッキン 4種類の硬度によっての引張り強度試験
過去ブログ2・・みくたさん分析ありがとうございます。 オリジナルATフィルターパッキン完成が見えてきました。
そして その取付作業
溝にパッキンを入れるのですが、均等に捻じれないように入れるのが第一関門
奥の方は直接目視で確認できないのでミラー使ったりして確認する必要があります。
均等に押し込むためにキャメルオートでは手の感覚が伝わりやすいようにフィルターケースを短く切った道具を使います。
フィルターヘッドのパッキン溝は入り口よりも奥の方が狭くなってるので
底付きするまで均等に押し込むのが難しいです。。
この段階で奥まで入ったのを感触で掴めればOKですが、
更に念入りに入れるにはこんな感じで軽くトントンと叩いて入れます。
そしてセンターボルトを19Nmで締めた時に、パッキンは15%潰れることで密閉します。
漏れ始めた時に緊急的に強いトルクで締めるのは有効ですが長期的には弾性限界を超えるので切れてしまいます。
オートマフィルターを漏らさずに交換するためにミニ屋さんはけっこう気を使ってるのです。。。
残念なことに、それでもたまには漏れてしまうんですよね・・・・・・
漏れないオートマ用フィルターケースを待ち望んでたのは私達ショップなのかもしれません。。
2020/3/31
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業者様へ:当社からの業販も行いますが、近日中に三和トレーディングさんからも販売されます。
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