曽根です。
前回はブレーキオイル漏れで保険レッカー入庫だったSIM様。。
また富士山方面に行くんで気になるところを点検して~ と来店です。
地面にちょっとオイルが垂れた跡があるのと、
アイドリングが前にも増して不安定な感じがするんです。。。とのご依頼です。
オイルはアッパーレベルまであるから大丈夫ですね。
ブレーキマスターのフルード量警告灯の配線が切れてるので後ほど手直ししておきます。
先にリフトアップしてオイル漏れの様子をみましょう。
進行方向右側からの漏れは、タイミングカバーからでしょうか・・
左側はタイミングカバーからのようです。。。
確かに漏れはありますね。。
安心オートマにすればオイル漏れもすべて解決します。。。。
ATにタイムラグもあるから、整備計画の予定に入れていただけると一石二鳥ですね。。
『じゃ、オイル漏れはもうちょっと様子見るかな・・』 とSIM様。
アイドリングで若干の振動あるのは 各気筒の圧縮圧力にバラつきがあるからだと思います
圧縮のバラつきは今後 ヘッドのオーバーホールするとして・・
今回は更に安定しない感じがします。。。
ミニモニでECUチェックしてみます。
フォルトは拾ってませんね。。
ECUとしては何の問題もない‥との回答です。
マルチ画面の数値も この時点では問題なし。。。
アイドル回転OK アイドル認識OK 燃焼補正クローズドでOK
スロットル電圧OK ステップ値OK
運転状況を知って燃料増量などに重要な影響のあるMAP値(インマニの負圧)も基準値内です。
水温OK
吸気温OK
O2センサー 稼働はしてますが上下し続ける電圧が低めに見えます。。。
さっきのマルチ画面では クローズドで燃調補正してたのに
オープンループになってしまってますね。。 燃調補正してない状態です。
ここでエンジンを再始動させて燃調補正もリセットして検証します
O2センサーから出力される電圧変化が変です。。。
本来 0.5V位を中心に上下するんですが 0.3V前後で動きが少ないです。
電圧が低い⇒燃料が薄い との判断で燃料増量する方向に補正すると思いきや・・・
100%を標準燃調とすると、81%は▲19%まで薄く補正してる状態です。。
▲20%以上薄く補正することができないので、それ以上薄くしろ~! との指令がくると。。
もうやーめたぁ~ と補正を諦めて オープンループになってしまいます。
O2センサーが異常で正確な空燃比がわからず、更にその信号が良くわからず薄く補正してる・・みたいな現象ですね
応急処置ではありますが、一時的にO2センサーのコネクターを外して
ECUはフェイルセーフで制御してもらうことにします。。
O2センサーが外れると 0.43Vの固定値になり、
アイドリング初期から燃調補正せず、燃調プログラムに沿って燃料が噴射されます。
なんか、この方が調子いいみたい・・・♪
とりあえずこの状態で様子見て見ます。。。。
では、気を付けて行ってらっしゃーい。。。
ありがとうございました。
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