身長の高いオーナーは足元が狭くて
ミニ以外の乗用車に比べればかなり窮屈なポジションで運転する事を強いられます
背もたれの角度も両サイドのリアポケットに制約を受けて、無理やり倒してシート背面角を傷つけたり破ったりしてしまいます
そこで、シートを後方に下げて、背もたれの角度ももう少し倒せるようにシートを車輛中央側にポジションを振ります。
ここまでは話としては簡単なんですが、サイドブレーキレバーまで実用性を失わずに詰めれる距離を考えたり
元々、シートの座って左側のパイプフレームが排気管の通るセンタートンネル状の盛り上がりを上手く避けるように
少し斜めの形状を持っています。
ですから、その角度を車内中心に向けて大きくすると、必然的にシートの座高が下がるので、もう一方のドア側パイプフレームも併せて高さを低くしてやる必要があります
さらに、シートには起き上がり防止のロックが付いていますが、構造上鉤形状の部品を部品位置は変えることが出来ないので、今回は外してしまいます。
まず最初にシートの取付ステー位置を変えます
後は先にお話したような内容で作業を進めて完成
加工後のポジションはと言うと、
助手席を出来るだけ後方に下げて背もたれを寝かせた状態と比べても
これだけポジションが改善されました。