IMG_6718
お馴染みの?!ラストミニさん。

IMG_6720
先日、出先より「ブレーキングで異音が出始めたのでパッド交換をお願いします」と入電。
その後お立ち寄りいただきディスクパッドの交換をさせていただいたのですが
後日「異音が収まるどころか、ブレーキング時以外でも異音が出ます」とのご連絡。
IMG_6715IMG_6716
以前から宿題にしてあったハブベアリングが原因だったようです。
ハイローキットとラバーコーンの交換作業時のものだと思われる、ハブナットの脱着歴。
ベアリング自体は恐らく新車装着の物。グリス不足とハブナット締付時のトルク不足によるものでしょうかね。
ベアリングスペーサーはベアリングに抱きつき、ベアリングも焼き付き、アウタージョイントは偏摩耗。
…久しぶりにアウタージョイントの固着と格闘しました(^_^;)
FullSizeRenderIMG_6723
アウタージョイントは交換です。
ベアリング関連部を分解したスイベルハブを洗浄し、新しいベアリングを組み込み。
グリースは、耐熱性と耐水性に優れローフリクションなNUTECのコレが当店の定番品です。
ベアリングの寿命が確実に伸びますよ♪
IMG_6711
こちらも宿題にしてあったラックブッシュ。
着実にガタが大きくなっていたので、交換させていただくことに。
時々見かける長さの短いラックブーツ(コレ。どこで販売しているんですかね?)の破損も、以前からの宿題。
ラックブッシュラックブーツも、いつもの耐久性の高い物で。
FullSizeRender
テンションロッドブッシュロアアームブッシュも交換させていただきます。

ここで改めて。
ひと頃テンションロッドの折損事例を多く聞きましたが、いずれも硬いブッシュの使用によるものでした。
『硬度が命』的な製品は、製品自体に耐久性はあってもその取付部にダメージを及ぼすということです。
対して、純正品質なゴムブッシュは取付部へのダメージという点で言えば無難な選択ですが、ヘタリが早く頻繁な交換作業が必要になります。
ということで。
当店では上記の弱点をクリアした、適度な硬さと材質に加え適切な寸法で長く安心してお使いいただける製品をご用意しておりますm(_ _)m

IMG_6724
テンションロッドの曲がりも修正して。
足廻りは随分良くなりましたね~
勿論、異音は解消しております。

FullSizeRender
前回のご入庫時に、CDが音飛びするということで1DINデッキを取り外させていただいておりました。
オーナー様の持ち込み品を取り付けさせていただいていたもので、外したデッキはその後オーナー様が保証修理に出されていましたが
FullSizeRender
「修理から戻ってきました」とのことで
FullSizeRender
取付。
テストドライブ時に確認しましたが、音飛びは解消されているようです(当然かw)。

IMG_6737
アイドルエアコントロールバルブ(IACV)交換等でアイドル時の補正が効くようになってから、冷間始動に異常が見られるようになりました…

セル始動一発目で、初爆はあるもののすぐにエンジンストールすることがあり、ガス欠のような感じです。
実はIACV交換作業が終わり納車させていただく時点でその現象を確認してはいたのですが、二度目のセル始動では問題なくエンジンスタート出来る以外には異常がなく、その旨をご説明して様子を見ていただくことにしました。
ですがその後「二度三度のセル始動でもかからないことがある」とのこと。

まずは燃圧をモニタリングしたいところですが、エンジンルーム付近でスマートに燃圧を取り出せるところがなく。いきなりホースを切って割り込ませるのも何だかなぁ…

先にちょっと診断機でチェックしてみましょう(^_^;)
FullSizeRenderFullSizeRender
FullSizeRender
何やらSPiモデルの診断では見ることのないワードがあったりしますが、燃料ポンプリレー系の回路不具合のエラーが出ています。
配線図を確認するとインジェクターの回路以外はSPiもMPiも同じなので、ポンプリレー辺りか…始動前やエンジン回転中のポンプの作動はECUによってアース側でコントロールされているので、もしやECU??と思いつつ
IMG_6801
念の為、リレーを
IMG_6744IMG_6745
点検。ハンダの割れや浮き,端子などの焼けもなく、接触不良などの不具合はなさそうです。
FullSizeRender
典型的なエンスト事例とは違うパターンですが、フューエルフィルターの詰まりの可能性も排除は出来ません。
ただ、それが原因だとしてポンプリレーなどのエラーと判定するのか?という疑問はありますが…
外してみると、恐らく新車時から一度も交換されたことのなさそうな純正フィルターから…なかなかの汚れですw
FullSizeRender
外したフィルターを切開してみましたが、当然ながら中もしっかり汚れています。
FullSizeRender
パーツクリーナーでザッと洗い流すとこんな感じ。
汚れがしっかり濾過されていたのがよくおわかりいただけるのではないかと。
IMG_6807
ということで、新しいフィルターに交換させていただきました。
FullSizeRenderFullSizeRender
エンジンがかかってしまえば至って正常なのでこれは直接的な原因ではありませんが、スパークプラグも点検。ギャップを調整して組み戻して。

その後数日、しっかり冷間始動の確認をさせていただきましたが、エンストすることなくエンジンは素直に回っております。
IMG_6817
前述のように、何をもってECUがエラーと判定するのかが釈然としないのですが、エンストしなければエラーも出ませんし。これで様子を見ていただくことにします。

大変長らくお待たせしましたm(_ _)m
ありがとうございましたm(_ _)m


ブログランキング参加中です

投稿者: 片岡屋

営業時間 9:30-19:30 定休日 日・祝 〒770-0032 徳島県徳島市南佐古二番町2-10 TEL:088-652-6867