曽根です。
今月24日は スーパーバトル最終戦 (第4戦)です。。。
前回の第3戦は台風19号直撃で中止だったので、
実験チューン『吸気を拡大したヘッド』 の検証は今回の最終戦になります。
最終戦までのスタッフミニディは今日が最後なので点検しておこう。。。。
先月からそのままだったんで、バッテリーが弱ってエンジンかからず・・・・
軽量化で40バッテリーに交換してることもありますが、点火時期を早めてるのと、圧縮を高くしたのでセルモーターへの負担が大きくなってることも原因のひとつ。。。
ジャンピングでエンジン始動。。。
2週間以上エンジンかけてないのでコンバーター内のオイルの半分がオイルパンに落ちてるので
オイルポンプで汲み上げてコンバーターや油路にオイルが充満するまで暖機運転をしっかりやります。
特にオートマMINIがギヤを入れる前に暖機運転が必要なのはこういう理由です。。。
前回、ヘッド交換後の試運転は一般道であんまり踏めなかったんで
全開加速~6000rpm で空燃比が13以上にならないように
リモート燃圧コントローラーで調整しながら走ります。
4速で3000回転からガバっと全開にしても一瞬 燃調が10.0を切るけど0.5秒ほどで10.0以上に上がってきます。。
調整して戻ってきた時のアイドリング時の燃圧は1.3kg
負荷掛けたときの燃圧変動は約0.4kgだから最大燃圧1.7kgか・・・
予想よりちょっと低めの燃圧だなぁ・・
高回転高負荷時の空燃比を12の前半にもってけばあと0.1~0.2kgくらいは上げられるけどコーナー立ち上がりの中回転域でカブるようになってしまうんですよね。。。
ノーマルECUが条件の下で機械的な燃圧調整しかできないので全回転域で最適な燃調は難しいです。
体感的には速くなったと感じてますがタイムが縮むかは実際にサーキットで走らせてみないと分かりません。
タワーマウントがリジットなんで時々増し締めしないとタワーボルトが緩みます。。。
今年の32fesの予選でファンブレードが割れるトラブルで現場で修理した際
ラジエターの回りを囲うストーンガードを取り付けてません
効率よくラジエターの熱をエンジンルームの外に吐き出すには隙間から空気が漏れないようにしたいところ。。
第3戦の前に点検はしてありますが、なんとなくもう一回点検しないと心配になっちゃう
リヤスタビのグリスアップはやってなかったな。。。
グリス入れ替えとこっと。
そして、最終戦に向けて今回からオイルを替えようと思います。
今年の1戦目はアッシュPSE 15W50 エステル配合の鉱物油。。厚い油膜で守りは堅いけどややエンジンは重かったかも。。
オートマは全量8リットルですがオイル交換で抜けるのは5リットル。。コンバーターに3リットル残るので、その分の粘度を考慮して次のオイルを入れていく必要があります。
2戦目は、ワコーズ トリプルRを補充して5W40位のブレンド。。”オイル選びに迷ったらトリプルR” という名言があります。 トリプルRはレスポンスも悪くないですが、どちらかといえば柔らかくて厚い油膜。。
中止で走らなかったけど3戦前にはワコーズのトリプルRで10W40くらいになるように 粘度低下した分を固めの15W50を補充してあるので そのまま走れる状態ではありますが・・・・
どうしても気になるオイルがあります。。。
レスポンス最高、しかもトルクが出る魔法のようなオイル。。。
実は去年の最終戦でも試したときもレスポンス最高でこれはイイ!!と思ったんですが
後ほど発覚するフロントブレーキの引き摺りによる走行抵抗が原因で2、3速にシフトしたときに滑る感じがあったのですが、それをこのオイルのせいで滑ったと勘違いしたのでした。。。
ブレーキの引き摺りが完治した今、、もう一度このオイルを使ってみたいと思ってました。。
11月2日のスーパーGT最終戦で決着してワコーズのレクサスが優勝しましたが
今回チョイスする4CR-Rはこのレースで勝つ為にできたオイルというくらいのオイル。。
オイルでこんなに違うのか・・と あのトヨタも唸ったとか唸らなかったとか・・・
その最終戦の実況ビデオです。。
優勝がかかった最終戦であまりにも白熱したレースに感動です。。。
レース展開を見れば、このオイルを入れたら勝てる・・・なんていう話しじゃないんですが
エンジンを守り続けながら最高のポテンシャルを出し続けたオイルっていう証明には違いないです。
守りと攻めのバランスが良くて、『迷ったらトリプルR』 のTR-40と今回チョイスする4CR-40SRと動粘度を比較してみると、
薄くて硬い油膜でハイレスポンスなのに100℃の動粘度は4CR-40SRのほうがあります。。
粘度指数は170でトリプルRよりも高いので100℃オーバーになってからの粘度低下率が低いです。。
油温が120℃にもなるワークスATには嬉しい特性です。。。
ハイレスポンスだけなら従来の4CRも同じなんですが、最初に書いたように4CR-SRは更にトルクアップを感じる魔法がかかってます♪。。。
と、いろいろ書きましたが このオイルを使いたいので(笑) オイル交換します。。
もちろんこのオイル捨てませんよ・・・ 後ほど3代目曽根号がいただきます。
吸気をチューンしたヘッドに交換してテスト走行で50kmくらいしか走ってませんが
ちょっと摩耗粉が付いてました。。。微細な鉄粉が少々と摩擦材っぽいです。。
1380ccでトルクアップした分 摩擦材にかかる負担は大きくなってると思われます。
現在の粘度はブレンドで10W40くらい・・・ コンバーターに3リットル残ってるので
4CR-SR 5W40を5リットル入れて7W40くらいかな・・・・
次回からも 粘度低下した3リットルのオイルに足すので5W40を維持するには若干硬めの粘度でブレンドしていく必要があります。
ワンレースでどのくらい粘度低下するかはワコーズ技術部で分析してもらう予定です。
ゼッケン114 ワークスAT コースインです。。。 ←気持ちだけですからね。。。公道は制限速度で安全運転です・・・・
オートマMINIのエンジン油圧は、もともとマニュアルに比べてかなり低いです。。
油温90℃ 3100回転で3.2kgですが、このオイルに交換する前に比べて若干高いです。
これが120℃近くになれば2.5kgくらいまで落ちますから、オートマMINIはオイルの質にはこだわるのです。。
このオイルいいです。。
薄くて硬い油膜で軽く回る分 エンジンノイズは若干大きくなった気がしますが油圧は出てるから問題なし。。。。
走りながら空燃比計を見ながらリモート燃圧コントローラーで燃調したら・・
オイルを交換しただけで0.1kg燃圧を上げてちょうどいいという結果です。。。
さっきより燃料を欲しがってる・・ってことです。
オイルで密閉度が上がって吸気効率が良くなった・・・・・のでしょうか。
これで、今年のスーパーバトル最終戦に臨みます。。
11月24日 筑波サーキットですよ。。。
応援よろしくお願いします♪♪
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