先日、台風接近の直前にお預りして
DHR-CCVSを施工させていただいたお客様の納車されたばかりのミニ。
高年式であるのと、走行距離も少なめなのか、エンジンもミッションも短い距離ではありましたが、運転した印象はとてもしっかりしていました。
初めてインジェクション車にのる方は、一様にキャブレター車とは違って、なんだか物足りなさをお感じになるようです。
普段よく走る国産車に乗っていればそう感じてもおかしくはありません。
私たちは、インジェクションミニに乗り始めたばかりのユーザーからネット経由でたくさん検索を受けています。
だから、同業者さんも、おいしい話をいっぱい書くわけです。撒き餌ですねww
そういう”検索して情報を得たい!”とお思いのユーザーは、概ね購入ミニ購入先ではいじらずに、自分で挑戦したり、購入先以外のショップへ行くケースが少なくありません。
ネットの中は美味しい話がそこら中にあるし、アレしたら、コレ良いですよ、と飲み屋街のポン引きよろしく袖を引っ張られます。
と、同時に、とにかくケチだけ付ける昔の社会党みたいなミニネット民も少なくありません。
まあ、子供じゃないんだから、自己責任で取捨選択すればいいだけの話ですが、
インジェクションエンジンは走行中の燃調をおいそれと変える事は出来ません。
ローバーがECUに設定した範囲内で外部の状況、例えば水温、エンジン回転数、O2センサーの数値、バキューム値、それらの要素で乗りやすい量産車らしいセッティングを出して最終的に燃料噴射を制御しています。
ですから、その調整幅を越えた設定変更は出来ません。
あなたのヴィッツがちょっとしたパーツの変更だけで驚くほど走るようになったことあります?ないでしょ。
強いてあげれば、ミニはガソリンの吐出量がエンジン保護の為、正確な回転数は分かりませんが、3千数百回転を境に濃くなります。多分4速での高速道路巡行速度以上にあたる回転域です。
それまでは燃費向上と排ガス規制の為にプラグが真っ白なくらい薄いガソリンで走っています。
だから、何らかの手段で濃くすれば良いんだという考え方は、シリンダーヘッドがノーマルでは追いつかない話です。
まして吸い込む方法や向きを変えたって、エンジン自体が注射器よろしく吸い込まなきゃ液化したガソリンでプラグが汚れるだけです。
点火系を変えてる物も、1300ccのミニに5000㏄V8エンジンのコイル付けるような物ばかりです。返って弊害が至る所に出ます。アーシングだってECUに悪影響与えるケースも少なくありません。
だから、最近の国産車はディーラーでアーシング外されるはずです。嘘だと思うなら自分のクルマで確かめてみてください。
この先は,書いてはみたけど、見せない方が良いような具体的な話なので
止めておきます。