タイロッドエンド製作に携わった工場とミニのボールジョイント製作を同時並行して進めていました。
いくつか試作も終えて、本製作に入る段階です。
これまでシムを使ってボールジョイントのフリクション調整が必要でしたが、製作しているものは古いユニットを外して付けるだけで調整が不要です。強いてあげれば締め付けトルクぐらいです。
左が今までのミニのボールジョイント。右が大まかな新しいボールジョイント。
※打ち合わせ用に使ったイラストですが、参考にどうぞ。
分かりますよね?ボール部分に取りつけ時の締め付けトルクが掛からなければ調整が不要な事が。
大切なのは、こういう部品は日々部材や形状が耐久性を求めて進化してる事です。
ですから我々も無駄に全てを新調せず、使える部材を利用できる範囲で取り入れるようにしています。
ただし、国産メーカーの純正品を作っているところは生産品は全て納入になるため、こういった特注品に部品は回さないし、制約が多いのが実情です。
なのでドイツ車のOEM品からベースを取り入れて製作準備しています。
後はねじ山がUNFであることを除けばどんなボールジョイントも構造は同じです。
現在、私共もボールジョイントは片側2個で4000円のものを主流に使っています。
なので今製作しているものも同程度の価格で販売予定です。