曽根です。
エンジンからのキュッキュって音が気になるんです・・・・
と、KWK様にご来店いただいたのは先週のことでした。。。
初キャメルとは思えませんね
93年式 クーパー4F。。 ナロウデザインでピカピカ。。
きれいですねぇ
他にも気になってるところがあるんです。。。
ここのゴムが無いんです。。。
ストーンガードですね、これ無いと電動ファンが回ってもラジエターを通らずにこの隙間から空気が抜けちゃいますね。。
冷却水が汚ないんです・・・
そーですね。。エンジン掛けたら下からもっと錆が浮き上がってきそうですねぇ・・
あれ・・オイルも少ないですよ。。
ちょっと前にオイル交換したばかりなのに・・・とKWK様。
試乗で走らせるにもオイルが足りないのは心配だから1リットル補充しておきますね。。
助手席にKWK様に乗ってもらってキャメルの周りをちょっと試運転。。。
確かにアクセルオンオフでエンジンの揺れと同じ動きでキュッキュって言いますね。。。
まずはステディロッドブッシュのチェック。。。
赤いブッシュが緩そうに入ってるように見えます。。
ちょっと増し締め・・・・・・・
ボルトが空回りしてます。。。エンジンブロックの中でボルトが折れちゃってるかも。
いずれにしても抜いてみなきゃわからないです。
いったいどーなってるのか。
今日はクルマ置いていけないんで、一旦そぉ~っと帰って
後日また持ってきます。。。。
と、出直しの為 一旦お帰りです。。。
ここまでは9月13日のことでした。。
そして、本日
レッカー入庫です。。。
ステアリングにお手紙が・・
はい、わかりました。。。
今日はリフト空いてないので、まずは水路洗浄から始めることにします。。。
まずは室内のヒーターコアの漏れからチェック。。。
最近、漏れたので交換したとのことでした。。。
そのヒーターコアも洗浄できるようにコックを開けておきます。
ラジエターフラッシュ入れてエンジン始動で洗浄開始
水温センサーの温度を見ようとミニモニをセットしたらフォルトがオンパレード。。。
水温センサー・・
吸気温センサー
バキュームのMAPセンサー
このエラーが出るのは珍しいです。。。 フュエルポンプ
クランク角センサー
いつからフォルトが入ったのかわからないので一旦リセットしてフォルトを消します。
また、フォルトが出るようなら交換も考えましょう。。。
水温が上がりやすいように ラジエターと電動ファンの間に段ボールを差し込んで風が抜けないようにしておきます。
エンジン側の水温センサーがグングン上がっていきます。。
ラジエターは27℃のままなのでサーモスタットの密閉は良好です。。
80℃に近づいた辺りからラジエターの水温も上昇してサーモスタットが開き始めたのがわかります。
冷却水の色はまっ茶色です。。ラジエターに流れ込んでるのが見えます。。
入ってるサーモスタットは82℃かもしれませんね。。。。
インジェクション車は88℃が標準です。
水温センサーとラジエターの温度計はほぼ同じ。。。
水温センサーの温度精度は良好です
サーモスタットがしっかり開いてるとすると、
90℃位でラジエターの下から沸いてくるのはラジエターの通りが悪いか能力不足が考えられます。
吹き上がって零れるのをバキュームで吸いながら温度チェックは続きます。
100℃近くなったところで 危険なのでラジエターキャップは閉めました。。
104℃でも電動ファンは回りません。。。
もう少しだけ上昇させてみます。
113℃まで上がっても
ファンは回りません。。
ここでドクターストップ
後ほど、ストーンガード取付の時にサーモスイッチの点検してもらうことにします。
では、排水します。。
予想通りすごい汚れが出てきました。。。
これでも、ちょっと前にKWKさんも自分で水路洗浄したとのことです。。
何回か繰り返し水路洗浄は続けてみてください。。
ラジエター口から逆流で汚れを吸い出します。
ラジエターに詰まりかかってる汚れを吸い出します。。。
なかなかしぶとい汚れです。。。
抜き終わってラジエターを覗いたところ。。。
詰まって汚れを吸いきれないパイプもありそうです・・・・
次はバイパスホースをクリップで止めて、ヒーターコアだけから吸い出します。
交換したばかりのヒーターコアからも錆汚れがたっぷり出てきました。
キレイになるまで濯いで今日の水路洗浄は終了です。。。
明日、ステディロッドのボルトの修理後、ラジエターのストーンガードとサーモスイッチ交換作業になります。
20190920
整備士のたつろうです。
作業を引き継ぎます。
先ずは、バキューム関連の手直しを
使用していないホースを撤去します。
インマニに刺さっているLジョイントとホース
刺さりが浅く、もしかしたら、エアーを吸っていたかも?
Lジョイントを利用して、メクラ蓋にしてインマニを塞ぎます。
ストーンガード取り付けの為、ラジエターを外します
ラジエターのアッパ付近にまだ残っていました
ストーンガードをセットします。
電動ファンが作動しないとの報告があり、急遽、作動確認
スイッチをパスさせてファンは作動します
ファンスイッチは、交換です
水温が上がるのを待ちます
作動しました
ステディーロッドを外します。
ボルト穴ねじ山は、見るかぎるこのまま取り付けできそうです
取り外しのためにブローバイチャンバーを先に
洗油で洗い
脱脂します
ステディーブッシュの組み換え
ボディー側、サンドイッチプレートの取付穴が、楕円に変形していました。
出来れば、交換したいですね。
ボディープレートは、溶接修理されていましたが、手直しが、必要そうです。
あらためて、という事で。
アース線の端子まで楕円に
バキュームブースター内にオイルが溜まっています。
ブレーキマスターから漏れている可能性があります
要、経過観察
ナイロンベアリングの交換。まずは取り外します。
タイヤを外すとハブのボルトが足りません?足らない部位に
あとで取り付けます。
気になるので反対側も確認
やはり取り付けてありませんでした
ブレーキホースが半回転くらいねじれています。
こちらも手直しを実施
ラックブーツも切れかかっていましたので、交換しました。
完成です。
ご来店納車で、大分、お待ちいただきました。
申し訳、ございませんでした。
今後の課題が、幾つかございます。
次回のご来店時に少しずつ行いましょう。
ありがとうございました
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