今回のお題?!は
①一週間ほど乗らないとバッテリーが上がり/エンジン始動不能。
②燃料計の指針が、満タンから少し下がったところで一気にエンプティーに。
③ベルトがすぐ緩くなる=ベルト痩せの原因は?
まずはお題①
先月にも一度点検させていただき、その時には充放電共異常なしだったのですが…
昨年オルタネーターの交換をさせていただいていますし、バッテリーも昨年交換されていますので
代表的なその2点であるとは考えにくく…
診断機でバッテリー電圧をモニタリングしながらチェック…
診断機への電源を取ろうとオルタネーターのB端子のカバーをずらした時に…
ん?電圧変化したような、エンジンの調子に変化あり。
診断機で電圧値を確認しながらB端子の配線を揺すると、顕著に変化が現れます。
ひょっとして?!
どうやら車輌ハーネス側のカプラー内の端子が緩かったことによる接触不良。
ここが原因で充電出来たり出来なかったりしていたようです…(^_^;)
端子を弄って接点対策を施して再チェック。
車輌側の端子及びハーネスも草臥れてきているでしょうし。
若干不安は残りますが、今回はひとまずこれでしばらく様子を見ていただくことにします。
続いてお題②
これはまず、燃料タンク内のセンダーユニットを疑います。
そろそろ裸眼では不具合箇所が見つけにくいお年頃ですがw断線箇所を発見。
フロート内部に少しガソリンが溜まってますね。
ということで、センダーユニット交換します。
ありがたいことに、ほぼ空タンクでご入庫いただいていました。
給油して漏れチェック。OKです(^^)
お題③の前に…
あれ?冷却水が少ないですね。ということで
加圧テスト。
ラジエーターに漏れ箇所発見。
純正ラジエーターにドレンコックが付いているところからして、恐らく過去に修理歴あり。
この先は鼬ごっこになることうけあいなので、安定ののコチラに交換させていただきます。
ラジエーターを取り付ける前に③の原因を探りますが、可能性が高いのは…ここ?
ベルトのアライメントが狂うことなどないでしょうし、他のプーリーにも異常などは見当たりませんでしたし。
ベルトに接触する部分には錆は見受けられませんでしたが、ひとまず軽く錆落とし。
残念なビジュアルですがwこれで様子を見ていただくことにします。
これで改善するようなら、その後はまたご相談ということで。
ラジエーターを取り付ける前に、ついでの作業その①
へたりきったエンジンマウントは、とりあえず片側だけでも…
ラジエーターを取り付ける前に、ついでの作業その②
下から覗くと一見しっかりしているように見えて、上から覗くと…あら、剥れていたんですね(^_^;)
現行のフレームマウントの肉厚にはとっても不満足ですが…こちらは左右共交換。
圧倒的に肉厚が足りないからと、隙間調整用のパッキングピースを大量に使うのも贅沢なので
当店では中古で外し物の何か用の、厚手/大径のワッシャーで対応したりしています。
そのうちしっかりした肉厚のマウントに…なってほしいなぁ…
お題③に戻って。
ラジエーター交換にあたって、硬化して破断もありなサラウンドラバーやネジ部が錆びて固着寸前だったホースバンド、アッパーブラケットのグロメットは交換。
ファンシュラウンドもリペイントして化粧直し。
この車輌には、継続使用していただいているコチラのクーラントを充填。
少々お高いですが、街乗りでもレースユースでも威力を発揮する優秀な製品です。
当店では18ℓでの在庫からの量り売り対応をしております。ご希望の方はメールまたはお電話にてご連絡下さいませ。