32FES参戦記その2、既に参戦記ではなくて観戦記なのが悲しいみくた52歳です。
8/24の土曜日は朝4:30にホテルの駐車場に集合し、富士スピードウェイに向かいました。
緑ミニは昨夜からローダーに載せたまま、本日はサーキットのピットまで運びます。運搬担当は僕!・・・いやあ、ローダー運転するのって実は初めてで、御殿場の街中で内輪差に慣れるまで冷や冷やしながら運転しました。
眠気も覚めますね!←
ピットに並んだSV軍団! ただし1台は不動車ですw
SV神奈川支部のお仲間です。レースのサポートで集まってくれました。
不動車にもかかわらず皆さんで綺麗にして頂きました。
ありがとうございました!僕も緑ミニも幸せ者です。
同じピットには名古屋から参戦のCCOさんが! 僕もお世話になったことがあるマニアックな、いや作業にこだわりのあるミニ屋さんですw
モトファイブクラスに参戦とのことで、つまりMRRC70番のT橋さんのライバルですね。お店対決、楽しみですw
キャメル劇団の曽根さん発見! 打ち合いでまずは一勝w
ハゲマル団長発見! 続いて第二勝w
MCZさん発見! これで三勝目!と連射していたところ、
熊野神宮のお土産で「勝盛」のお守りを頂きました。
ありがとうございます!大切にさせて頂きます。これで昨年から続く悪いサイクルを断ち切れるといいなあ。
勝ち負け以前に意味の分からないI川さん。「ウッホウッホ」とか「出せー」とか遊んでましたw
ピットへの帰り道で朝飯です。
ステーキ串とりあえず2本! ハラミかな? 塩強めでしたが柔らかくて美味しかったです。
英国から来日されたOwensさんと記念撮影です。
オイルまみれの手で握手を遠慮したP師に「何言ってんだ兄弟!」てな感じで手を取り力強く握手してくれた姿が印象的なナイスガイでした。
ワンモアプリーズでT橋さんとも一緒に。
モトファイブクラス予選スタートです。
MRRC70番のT橋さん。
燃調が合ってなくてカブり気味だったりファイナルが合ってなくてストレートで吹けきってしまったりで、調子はイマイチでした。それでもクラス首位、オープンクラスと合わせても5番手のタイムは流石でした。
問題点も明日までに何とかしてしまうんですけれどもw
インジェクションクラスの予選です。
MRRC25番のS藤さん。
実はヘッドが間に合わず緑ミニの5ポートヘッドを流用してます。ヘッドだけは32FES参戦できたかな!←
曽根さん。
MRRC88番、MCZさん。
コースが広すぎて走りあぐねているようでした。コース幅をもう少し有効に使えるようになればもっと速くなることでしょう。
予選終了後のS藤さんミニ。アクセルペダルが上を向いてしまうというトラブルが発生していたようです。超高速サーキットでこれは怖いですね汗
ピット2Fではいろんな車両が展示されてましたが、その中の1台がSVのレースカー(ただし作製中w)です。今回訪日したOwensさんが作製し、三和トレーディングさんが輸入したシャシーがベースになってます。
展示スペースの一角を間借りしてSVで開発中のパーツを展示させて頂きました。
MRRC70号車が装着しているツインインジェクター仕様のスロットルボディもあります。
話は変わって、全参加車両中でも最高速を誇る51号車。この日も絶好調でしたが、
その秘密に迫ってみましたw
直前まで秘密にされていた対富士用の秘密兵器! この特徴的なフロントマスクです。
どこかで見たことがあると思ったらTSサニー用のパーツとのことです。左右の寸法を詰めて流用したとのことですが、空気抵抗の影響が大きくなるメインストレートでの効果は絶大だったようです。
フロントスポイラーの左右の穴はブレーキ冷却用ですが、その上にもインテークが追加されてます。このインテーク、アクリル板を加熱しながら型押しして作製した手作り品とのことですが、
スロットル周りにフレッシュエアーを集めるためのインテークでした。これだけで最高速領域のセッティングが全然違ってくるそうです。
機械式のウォーターポンプを廃して電動のポンプが組まれてますが、
なんとツインポンプになってました。
冷却水量を常に維持する狙いに対してウォーターポンプの電動化は極めて有効です。その一方でリスクとしてはモーターのトラブルによる突然の停止があるのですが、ツイン化することでそのリスクを軽減することができます。
また、水温85℃までは1基を、85℃以上で2基目が作動するように制御しているとのことで、水温によって適切な流量に制御できるだけでなく、モーターの負荷も分散させることによって長寿命化も期待できるという、よく考えられたシステムになってました。
リアスポイラーは筑波仕様よりもフラットな形状のものが低い位置に取り付けられてました。
棒の先にリボンを取り付けたフローインジケーターを使って、ボディに風を当てながらルーフ後端のエアーが乱れない取り付け位置を探った結果とのことです。そうすることによってリアスポイラーへのエアフローが乱れなくなっただけでなく、ルーフ後端に生じる渦流も減ったとのことで・・・、そこは車体のドラッグに大きく影響する部分なので、そりゃあ空気抵抗減っただろうなあと。
フローインジケーターを使った解析はフロントマスク周辺やオーバーフェンダーの角度にも反映されているそうです。
スゴイですよね、そこまでやるか!という取り組みっぷりです。
最高速は出力と空気抵抗の釣り合うポイントで決まりますから、ライバルに対して出力が拮抗しているならば空気抵抗を減らせた方が勝ちます。シンプルな物理ですが、ここまで徹底的にやりきるのは並の根性では出来ないと思うんですよね。スゴイなあと思います。
ですが、僕がそれ以上に感動した仕組みがあるのですよ。
スロットル用のインテークの上にある細長いパーツ・・・これって何の意味があるんですか?とヨシヨシさんに質問したところ、
こちらをチラッと見て隠れるヨシヨシさんがプリティーですw、ではなくて、
なんと!ウィンカーでしたw
エンジン、シャシー、脚回り、そして空力まで全て徹底的に取り組みつつ、こういった「遊び心」まで手を抜かないというその心の余裕に脱帽です。SVのP師に今足りないのはこういう余裕なんだろうなあと痛感しました。
会社辞めてSVで雇ってもらえないかな・・・経理と時間マネジメントと開発と遊び心担当でw
続きます!
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