今年ミニの生誕60周年になりますが
ミニは大きく二つの時代に分かれています。このことを考えて欲しいです。
つまり、キャブレターの時代とインジェクションの時代。
実際にはインジェクションも初期のインジェクション、インマニに突起をつけた96年まで、97年以降の三つの時代があるんですが
インジェクションになってから欧州車のいくつかの小型車、排気量が1300cc~1600ccの車種と部品メーカーを通して重要部品が共通化が進んでいます。
いずれにしてもブロックの設計の古さ、4気筒ながら3ベアリングであることなど、前時代の設計ですし、そもそもOHVのままです
申し上げたいのは、それでも新車の乗り心地やエンジンフィーリングは振りかえっても悪くなかった
だから、この先良い方向に手を加えれば当面実用性のあるクラッシックカーとして使えるって事です。
先日とあるメーカーのサイトでミニのエンジンブロックを鋳物からアルミに換えるための話題があって、現状の形状を3D化したもので話が交わされていましたが、
そのままアルミで作れば強度不足は否めません。つまり古い何かを軽量化を目的にマテリアルだけ変える事は良策ではないって事です
その反面、強度が問われない部分は軽量化や新素材が大いに有効です。
一つの部品をとっても、同じものを作っても品質は良くなり、もちろんコストもマスプロダクションする事でコストも下がります。
高品質だから高いのは当たり前、という理屈は相応しいものもあれば、ただ便乗してるだけの物も沢山あります。
皆さんの周りにも意識として『これは高雅だろうな』と考えて手を出さなかったいろんな嗜好品
例えば、古くはスキーセット、スノーボード用品、出始めはすごく高額だったけど、今なら簡単に変える金額になってませんか?
同じ様に自動車のアルミホイール
安いですよね、冬用に鉄チン買う人なんか今時いないでしょ?
そういう時代の流れに相応しくない対応をしてる業種業界はどんどん衰退してゆくはずです。
そういう意味ではミニ業界はジャストミートな状態です。
つい先日、高速のPAに入ると遠方からお越しのミニがエンジン掛けたまま駐車していました。
気温は35度近い日。そのミニも電動ファン回りっぱなしのアイドルアップが効きすぎ?なのがエンジン音もなかなかのもの
知らない人が見たら絶対にミニは買わないと思うはずです、だって破裂しそうな雰囲気だったしww
それはミニの責任じゃないのだけれど、少なくとも人の乗っていない停車中はクーラー切って電動ファンによる水温の降下を待つとか、それくらいは必要です。
もうしばらく暑い日が続きますが、ミニの遠出は慎重に。走行中もクーラーの切った状態で電動ファンが回るミニは冷却系を見直した方が、いや、一新すべきだと思います。