他店購入ですが・・・・・
納車になったばかりのオートマMINIでご来店。
ご予約いただいてたYMG様~ どこにいるの?
あれ、見当たりませんねぇ
助手席に怪しい人影・・・ いや抜け殻??
こんにちはぁ~
おっとぉ~ びっくりしたぁ。。。
わかりました。。 このキャラで行きましょう。。。
実は先月納車でしたが、不具合が見つかったので修理してもらって今月納車になったばかりだそうです。。
エンジンを降ろして再整備してもらった・・とのことなのでエンジンルームには手が入ってる形跡が見えますね。
オイルはバッチリきれいで量もOKです。
これから付き合ってくMINIのエンジンをお勉強中のYMG様。。
クーラー効かないんだよね・・・・
夏は暑いに決まってるから取っちゃおうかなぁ~ と 潔良いYMG様。。
そんなところに置いとかないでくださいよぉ。。。
水路洗浄の前にちょっと試運転させてもらいますね。
助手席に乗っていきますか?
写真撮るけどイイ?
ちょっと待ってぇ~
はいOK。。
エンジンとオートマは調子良さそうですね。。。
足回りのガタつきも感じません。。。
クーラー効かないって言ってたけど、ダイヤルの位置をうまく調整したらバッチリ冷えてます。。
『じゃ、やっぱり取るのやめよう』
水路洗浄始める前に店内で作戦会議です。。。
お勉強の時間ね。。。
あっ、お面かぶんなきゃ
水路洗浄のあとに効く魔法についてお勉強しました。。。。
はい、水路洗浄でお水がきれいになった後には・・・・
はい、正解!
ということで、水路洗浄の実践です。。。
まずは室内のヒーターコアからの漏れチェック
あぁ・・・・完全に漏れた形跡です。。
ヒーターを使う季節になると湯気や臭いがムンムンときそうです。。
『じゃ、ヒーターコア交換してください』
わかりました。。
パーツ交換する場合は特にその前に水路洗浄する必要がありますからヒーターバルブは開けてヒーターコアも洗浄します。
グイっとノブを引いてコックを開けます。
前期モデルはヒーターバルブはエンジンルームにあります。。
このバルブは純正品ですが樹脂が劣化してきてるので突然割れることがあります。
できたらこの機会に国産車用の流用パーツで交換をお奨めします。。。
ではラジエターフラッシュ入れてエンジン始動で洗浄開始
水温センサーを読むのにミニモニ繋ぐので
せっかくだからECUチェックもしときましょう。。
フォルトなし 優秀ですね。
マルチ画面の数値も規定値内。。
MAP値が高いのは・・・・・
水温上昇させるのにクーラーコンプレッサーを入れてるからです。。。
だから MAPは問題なし。。
ちょっと発電弱いかも。。。
燃調補正もGOOD
エンジン側の水温センサーは90℃
ラジエターの温度計はここでグングン上昇をはじめて60℃まで上がってます。。
ちょうどサーモスタットが開き始めた瞬間でした。。
サーモスタットの密閉度は良好でしたね
ほぼ同じ温度になりました
水温センサーの温度精度は良好です
ラジエターに勢いよく流れこんできてるのが見えます。。。
サーモの開弁量も良好です。。
次は電動ファンの回り始めるのを待ってますが、
99℃になっても・・・・
回りません。。。
106℃まで上昇したところで
回ったり・・・・・
止まったり・・・・・
これは作動温度が高過ぎです。。
じゅうぶん洗浄できたので排水します。。。
この後、水路洗浄するNKTさん も注目。。。
来店時にラジエターキャップを開けて点検した時は緑色に見えたのに
洗浄したら汚れがドバッと出てきました。。。
何年も貯めこんだ汚れです。。。
ラジエター口からの逆流 と ヒーターコアからの逆流吸い出し。。。
順回転で半透明の排水になった後でもこれだけの汚れが中に潜んでいるのです。。。。
せっかく新しいパーツにしても汚れを循環させ続けることで詰まってしまいます。
納車直後でしたが水路洗浄してよかったですね。。。
では、この後、ヒーターコア交換、ヒーターバルブ交換してからリキテック入れますね。。。
あっ、それと、ガラス管ヒューズをブレードヒューズ化ですね。。。
では、お預かりさせていただきます。。。。
と、素顔でタクシーでお帰りのYMG様です。。。。
20190730
こんにちは、整備のたつろうです。
早速、6連フューズBOX(ブレードタイプ)を施工します。
本来、4連ガラス管タイプフューズ
ECUとフエールポンプのフューズを新設BOXに移動します。
他に4本ありますのでエアークリーナー後ろに4連にして設置します。
サーマチックファンスイッチを交換
この度、季節ごとにワイヤーの調整をしなくて良い方法を考え
実行、解決いたしました
ヒーターバルブ全閉
ヒーターバルブ全開
従来品の国産タイプヒーターコックですが
夏冬の季節の切り替わりでワイヤーを調整
するケースがありましたが、以前から疑問に
感じていました。ストロークが足らないのは以前から
皆さんがご存知でしたが、?
ストロークを伸ばすには?という事を考えていました。
レバー比を変えることも検討していました。
ヒーターワイヤーのガイドチューブを約1㎝除去することでワイヤーのストロークを
増やすことができ、全開、全閉をワンストロークでできるようにしました。
つづいて、エアコンの作動不良の点検修理
ゲージマニホールドをセット
ガス量の確認
ガスの圧力は、問題無さそうです。
プレッシャースイッチを短絡させてもコンプレッサーが入りません。
アンプを確認したところ真新しいものが付いています。
確認で別の物と入れ変えてみると作動し始めました。
サーモアンプは、グローブボックスの裏にあり、本車両は、配線の取り回しを
変えられている為、ダッシュパネルを浮かせて作業をします。
ブロアーモーターレジスターも一部の領域が動かない為交換します。
すると古いものがズレて取り付けてありました。
こちらは交換して正規に取り付けました。
ヒーター下部からの水漏れ修理に移ります。
ホースジョイント部から漏れた痕がしっかり確認出来ます。
ヒーターケースを取り外します。
ホースの付いていたパイプはご覧の通り
中に残っていた水も水路洗浄した直後にも拘わらず
ご覧の色です。
ケースの中もご覧のようにサビや汚れが溜まっていました。
この後、水洗いを行いキレイにしました。
新しいヒーターコアを組み付けたら元に取り付けです。
水温が上がったところでサーマチックファンスイッチの作動確認
電動ファンのサーモスイッチ交換が終わって クーラントを入れた後・・・・
お約束の・・・ 『水路洗浄の後にかける魔法』 です。。
エンジンのウォータージャケットから、その内側にある燃焼室はシリンダーに働きかけてパワーアップします。
ここでもキーワードは 『静電気』 です。
そして最後はクーラントブースター。。
強力防錆 防蝕 そして消泡機能で冷却力もアップ。。。
これにて完成。。。
最後、ミニモニでECUチェックしておきます。
マルチ画面は基準値内。。
バキュームもOK
水温
吸気温
電圧。。Ok
O2センサーを基に燃調補正。。OK
99℃で電動ファン回り始めました。。
実際に走行したときの水温をチェックしておきます。
走行中は クーラーは入れてる状態ですが 99℃~102℃で
日中の暑さに比べればだいぶ気温も下がっている状況としてはやや高めです。
針が真ん中まで行ったらオーバーヒートですよ。。。
ヽ(*´ω`*) 8/ 4 石川の追記です。 (*´ω`*)ノ
覆面の人御来店ですヽ( ´ー`)ノ
そのカッコで歩いていたらお巡りさんホイホイになれちゃいますよ。
頭に描いた野望を現実の物とするために作戦会議。
良いですね~石川も一緒に付いていきたいですね~
ひとまずは気になる水路洗浄とヒューズ周りは一安心。
次はどこに手を付けていきましょう?
しばらくは作戦ノートとにらめっこですね。
次回のご来店もお待ちしております。
ありがとうございました~ヽ( ´ー`)ノ
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