曽根です。

前回、初キャメルでリヤフォグ交換のKNY様。。

その時、勧められた水路洗浄で来店予定の前日。。。。

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オーバーヒートで水蒸気とともに地面にも水が ドバーっとこぼれてしまいレッカー入庫となりました。

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夕方、ピットに入れて点検開始。。。

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まだ交換したばかりのように見えるラジエターの中パイプが完全に露出してます。。。。

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水漏れの疑いをかけたウォーターポンプも、比較的最近交換されてるようですね。。

ポンプの下は大量に漏れたようには見えません。。。。

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水は1.5リットルほど入りました。。。

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リフトアップすると、アンダーガードやサブフレームには緑の液体が零れた跡があります

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下からラジエターのロアホースにも冷却水が垂れた跡がありますが

ラジエターやロアホースから直接漏れたのでもなさそうです。。。

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ウォーターポンプから漏れると、この辺りに垂れてくるのが普通ですが漏れ跡がありません。。。

水漏れが原因のオーバーヒートではない‥とすると、

● 最初から水が少なかった、、、

● 電動ファンが回らなかった

● サーモスタットが開かなかった・・  等が考えられます。。。

現在漏れがないので、予定通り水路洗浄をしながら原因究明しようと思います

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まずは室内のヒーターコアからの漏れチェック

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某社のエアコンタイプに交換してありました。。

ヒーターコアからの漏れは無いようです

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エアコンタイプなので、ヒーターバルブが開くように温度を上げておきます。

自動なので、どのくらいヒーターバルブが開いているかは不明です・・・・

ちゃんと作動していることを願います。。。

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ラジエターフラッシュ入れてエンジン始動で洗浄開始

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前回来店時にも確認しましたが、電動ファンはイグニッションが入っている限り回り続ける直結配線でした。。

早く水温を上げたいので電動ファンリレーを外して動かなくしておきます

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ラジエターの温度計も、ややつられながら上がってますが

サーモスタットはまだ閉まってます。。

そのままサーモスタットが閉まったままなら、オーバーヒートの原因なんですが・・・

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規定の88℃を過ぎて91℃で完全にサーモスタットが開いているのを確認できました。。

水温センサーの温度精度も良好ですね。。。

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ラジエターに勢いよく流れこんできてるのが見えます。。。

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そのまま水温上昇させて95℃まで上がりました。。。

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ここで、電動ファンリレーを付けて

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ファンを回します。、

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停止状態のアイドリングでのテストですが

電動ファンが回れば水温は下がってきます。。

すべての作動は正常に見えます。。。。

実際に走ってみます。。

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クーラーを付けてキャメルの周りをゆっくりと走りました

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ゆっくり走りましたが95℃あたりで安定してます。

もっと負荷を掛ければ、水温上昇しそうな気配です。。。

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ちょっとクーラーの効きが弱かったので クーラーコンデンサーをエアブロウしてみたら・・・

埃が詰まってました。。。。

これだけでもクーラーの効きが良くなるはず。。

ただ、その後ろにドーンと付いてる国産の大型ブレーキブースターは狭いエンジンルームを更に狭くしてしまってます。

エンジンルームに空間が無いと空気の流れが悪く、水温やクーラーの効きは悪くなります。

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走行中 ギシギシガタガタとボンネットから異音がしたのは・・・

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オルタネーターとボンネットが接触してるからです。。

傷が錆びてるところから、だいぶ前から擦れてるようですね・・・・・

たっぷり洗浄したので排水します

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わぉ~  これは汚れてましたねぇ。。。  

錆というか、泥というか・・・って感じ。。

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ガラスチューブで6本ほど濯いでようやく半透明になってきました

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ラジエター口からも逆流で吸い出します。。。

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バイパスホースをクリップで挟んでヒーターコアからも逆流で吸い出します。。

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こっちもかなりの汚れが出てきました。。。

左がヒーターコアです。。。

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ヒーターコアは続けて濯ぎました。。。

ラジエターやヒーターユニット等をせっかく新品に交換してもらったのに

汚れを綺麗にしないでそのまま部品だけ交換してしまったのですね。。。。。。

新しいラジエターやヒーターコアもすぐに汚れが詰まってしまいます。

決定的なオーバーヒートの原因は解明することができませんでしたが、

水路の汚れによるラジエターの冷却能力不足・・・・ということも考えられます。。

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大容量の3コアラジエターをお奨めしたいのですが、

洗浄の効果で改善することを期待して

電動ファンが自動で回るようにスイッチ交換だけにします。。。

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↑ この手は石川です。。。。

以前のお店で ファンスイッチを直結にして回り続けるように配線してありました。。。

電動ファンは低速で走ってる時は有効ですが、

高速、高回転で走ってる時はベルト駆動のファンの方が全然強力なので

電動ファンの回転はお手伝いできてればよいのですがかえって邪魔してるとも考えられます。。

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電動ファンのサーモスイッチ 新旧交代の儀

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92℃⇔87℃ のスイッチがなかなか手に入らなくなってしまいましたね。。。

今出回ってるスイッチは、97℃仕様なので、ラジエターの上部が104~105℃で回り始めるという超高温仕様なのです。。。。

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オーバーヒートで吹いたときにリザーブタンクも吹いちゃったようですね。。。

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補充しておきます

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鉄エンジンの水路には必須のサプリ・・・クーラントブースターを入れて

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クーラント入れます。。。

さて、作動チェック

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エンジン側の水温センサーが95℃の時に回り始めました。。。

ちょうどいいですね

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そして90℃まで下がってストップ。。。

冷却系統の作動そのものはすべて正常なのでこれで様子見てください。。。

ECUチェックしておきますね。

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吸気温とバキュームセンサーにフォルト入ってました

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両方ともに現在は作動しているので後ほどリセットしておきます。

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マルチ画面OK

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電圧低いです。。。

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オルタネーター要注意。。。

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燃調補正もok 

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フォルトは消しておきますので、次回のチェックで再発の場合は精査しましょう。。

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タイヤのエアは220kpaで合わせてきました。

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灯火もOK。。。

走行中ベルト鳴きが少しあったのでベルト調整して完了になります

つづく

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