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歴代のミニの中でも97年式以降のミニは最も進化したタイプと言えます。
一番の違いはエアバックの装着でしたが、現時点では事故の際に開くかどうかはチョット心配。
元々新車販売時でも事故の際に開くケースは国産車に比べて低かったと思いますので…..。
それ以外にも97年式以降のエンジンは同時点火方式になってデスビレス。高額の部品代と作業を伴って同時点火化していたことを思えば15万以上のメリットがあります。DHRで販売しているコイルを使えば部品にも困りません。
今回販売を開始するオルタネータークラッチプーリーは日本仕様の97年式エンジンに大きなメリットがあります。
国産乗用車では10年以上前から採用されていたこのオルタネータークラッチプーリーについてご説明すれば
オルタネータはクランクシャフトプーリーよって回転伝達させられています。その結果エンジン回転に比例してオルタネータの回転数は変化するわけですが、問題は回転体が持つ慣性力です。
減速時にはエンジン回転数の減少でベルトにはこれまでアクセルオンで加えられていた駆動から逆方向の大きな力がかかり、ベルトのスリップが発生します。ベルト鳴きが無いにしても、当然ベルトには負荷となり、ベルト寿命を短くします。
また、減速時の低回転時にはオルタネータの回転数も低下し、エネルギー効率が悪くなります。
電装メーカーは、これらの問題を解決するためにワンウェイクラッチ付きオルタネータプーリーを開発しました。同時にこれまでウォーターポンプ&ラジエーターファン、オルタネーター、パワステポンプ、ACコンプレッサーを駆動するため2~3本のベルトが、というそれぞれリブベルト化とクラッチプーリー採用によって1本の長いベルトで駆動されるようになりました。
ひとつ残念なのは、ミニはベルト回りのスペースが無いため、ベルトテンショナーをバネを使った自動調整に出来ない事です。その為、どうしても強めにベルトを張ることでベルト鳴きを抑えるため、テンショナーの寿命がそうでないものと比べて短くなっています。およそ6000円のこのテンショナー、ベルトの交換時に合わせて交換すべきなのですが、価格がネックになってきました。
弊社DHRでは欧州OEMメーカーで製造する事で約1/3程度の価格に抑えて販売します。
同様に日本仕様のリブベルトも半値ほどでテンショナーとセット販売する準備をしています。
7月中旬の販売開始を予定しています。
ワンウェイクラッチを付けることにより、ベルトには逆方向の力がかからずにスリップしません。
また、減速時でもオルタネータの慣性力によりほぼ同じ回転数を維持しており、
緩やかに減速することによりエネルギー効率も低下しません。
ベルト寿命の向上およびエネルギ効率等を改善できるクラッチプーリーです。