なかなかに捗らないニコイチ企画。
当店での整備履歴のない車輌がベースなので、組立作業と並行して点検したり整備の段取りを考慮したり。
ニコイチの元車輌から移植/再利用する物としない物の分別もしながら。
仕上がりの早さより、オーナー様が元車輌を手にされた時に「こういうコンディションであればよかったのになぁ」を形作る事を優先して、しっかりと進めております。
ということで、元車輌のパーツに頼らず進められる作業です。
オーバーフェンダーや灯火類…
高年式のキャレロ物の方が、こういう傷みが多いような…
元車輌の物も割れていました…
というワケで、在庫のレイランド/ルーカス物から良品をチョイスして…ベース部のみ使用します。
分解清掃して、キャレロのレンズを組み合わせて、ガスケット類は新調して…
ガスケットがイマイチしっくりいかず、取付はちょとシビれましたがw何とかいい塩梅に収まりました。
ココは単品供給されるだけありがたい…ということでしょうかね(^_^;)
ドアはデフォルトの防水用ビニール製ライナーだけに頼らず、防水テープでしっかり目張り。
ドア内部やサイドシル内部には防錆剤をしっかりと。
水切りモール及びクリップは新調。ココがキレイと映えますね♪
この車輌はトランクハンドルがMk-Ⅰ,Ⅱタイプに変更されていて、ドア/トランクキーが2本必要でした。しかもトランクハンドル自体取付穴が貫通していたりしたのでw
在庫の中古ドア/トランクハンドルに交換しておきました。勿論マッチド・キーです。
トランク内に燃料タンクを収める前に、整備絡みのひと手間。
ショックアブソーバーとナックルジョイント交換。
コイルサスは個人的にはあまり好みではありませんが(^_^;)これは取付精度やバネレートも良さそうですし、ハイローキットもコイルに合った形状ですね。部材の材質も良さそうです。
公認を取っている個体でもありますので、これらは生かしておくことにします。
この組み合わせもなかなか良い乗り心地でしょう(^^)
あと、作業従事者への配慮的な。
次は…ホイールが外れているついでに、先にブレーキの分解整備ですかね?