キャブクーパーの販売が終わってインジェクションエンジンになった時は、かなりのネガティブな受け入れられ方をされました。
つまり、インジェクションはフィーリングもパワーもキャブ車に劣る、そういう誤った認識をショップが撒いたものだから、吸気音だけ大きくなるエアクリーナーややたらと音の大きいマフラーばかり勧められて今に至っています。
末期のMPi化で本国仕様にはビックスロットルが売られていたため、それを見て日本でもSpiでビックスロットルが市場に出てきました。当初非常に高額でしたが、DHRがエクスチェンジで半値以下で販売したため全体に価格は下がり、普及はしましたが、当初からハンチング（アイドリングが波打つ）トラブルが多発して、それを解消できないショップが「ビックスロットルはダメ」とサジを投げてしまったわけです。
そういう中でもDHR製はハンチングが起きないと徐々に知れ渡ったて、ショップも見様見真似でハンチングの原因が分かってきたようですが、どうも未だ勘違いが多く、スロポジセンサーやECUのせいにしてしまう誤診は少なくないようです。
DHR-CCVSは自動車の排ガス対策並びにオートバイでエンジン内部の抵抗削減に一般的なパーツです。ですから、無いものに付ければ100％効果が感じられます。
DHR-CCVS単独で馬力測定を行ったことがありません。理由は皆さんのミニは多分に漏れず過走行なので個体差がありすぎて一般的な測定条件を決められないからです。ただし確実に中速域までエンジンのスムースさは改善されます。
また上に挙げたSTREET MINI誌でのレポートにあるようにDHRダウンパイプはエンジンの馬力を確実に上げてくれます。
これに関しては弊社が取り組んでいた90年代末、まだ新車でミニが売られていた時期に走行10000キロほどのミニでダウンパイプ装着前・装着後の馬力測定をシャシダイで行って１０％のパワーアップを確認しています。
当時はDHR-CCVSがありませんでしたので組み合わせた測定結果がありませんが、他のどのようなパーツを付けるよりコストに優れたパーツであることに変わりありません。
20年以上のロングセラーパーツです。