先日のブログで紹介したテールランアッセブリー


ASTON_TAILLIGHT.jpg 


写真でお見せしたものはオリジナルで、先日行われたオークションで日本円にして2500万円で落札されたそうです。

これと全く同じものを作る選択肢もあったが、この3連ライトが古い英国車にありがちな”使いまわし”であることは明らかだし、幸いに少々縁のある車種の物であることはすぐに分かった。そこで写真の物と私が最終的に選択した物のサイズを比べると、オリジナル77㎜に対して73㎜。そこで73㎜で製作すれば、オリジナルに比較して幅で15㎜前後コンパクトに仕上がると思い設計しました。アストンマーティンそのままのサイズでは少し大きすぎる感じがします。

加えて、自分で作るなら2つのデザイン的な欠点?を修正したかったです。

まず、3連ライトが垂直に並ぶこと。上から出幅が徐々に納まる並び方にすること。

もう一つは、3連ライトが真っすぐ後方を向くように設置したかったです。

その為にも上方の”ひさし”が深くなります。それも元祖アストンマーティンを習ってデザインしています。

結局、試作でユニット形状を決めて、2度目の試作でテールランプを外したボディー形状に合わせてユニットの傾きや開き、等々修正して、今回最終的な製品化しました。

製法は3Dプリンターを用いて、非常にコストの掛かるSLSという手法で製作しました。

通常3Dプリンターで作られたものは強度的に不足しますが、最新のマテリアルを用いて作ればそのまま最終製品として使えます。

ちなみにSLS機能の3Dプリンターは日本のリコー製だと7500万円します。

ナイロン12というマテリアルでボディーに直接接着して、段差を埋めて塗装します。

価格については7500万円の機械で作る製品だけに時間当たりのコストも非常に高いため、どこかの政治家じゃありませんが”コメントを差し控えさせていただきます”(核爆)

今回製作第一号になりますが、自社のルーフカットしたサンプルカーもしくは在庫のヴォルツクーパーのテールを変えるか、ご希望があればお客様でテールアッセンブリー交換を弊社でお受けします。その際にはダッシュボードもコンバートして完璧に仕上げます。

投稿者: ガレージ・ドッグハウス

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