曽根です。
NKJ様 2年前に他店で購入の99年式オメイフェア・オートマで初来店です。
奥様の普段使いに活躍中だそうです。。
買ってからまだオイル交換してないとのことで・・
オイル交換と点検のご依頼です。。
外装はきれいです・・
内装もきれいですね・・
チャイルドシート使いやすいように助手席は外してありました。
オドメーターは約95735㎞・・・ いろいろメンテが必要なお年頃ですね。。
エンジンルームから臭いがする・・とのことです
タペットカバーからのオイル漏れかなり多いです・・
オートマミッションの方まで零れたオイルで濡れちゃってます。。
これじゃオイルが燃える匂いで臭いですよね~。。
オイル漏れが多い割にはオイル量はOK。。
継足ししたって聞いてないのでちょっと不思議・・
ガソリン臭はかなり強烈。。 オイル交換の時期はだいぶ過ぎてます。。
チョイ乗りが多いのでしょうね、オイルに未燃焼ガスが混じってだいぶ燃料希釈されてます。。
オイルの粘度低下の原因はいくつかありますが、燃料希釈は腐食摩耗の原因になり、粘度低下はメタル破損の原因になります
ブレーキフルードの量はOK・・
ここで任意保険の話題になりまして・・・
やっぱり車両保険に入って、故障の修理代が出る特約も付けて、事故でも故障でも対応できる保険がお勧めです・・
車検証拝見・・・
型式に『改』が付いてます。。
過去に構造変更されていますね。
お勧めしてる故障の修理代が出る特約は、並行輸入車や『改』だと入れないんですよ。。。
車検証の下の方をみると・・・
平成21年10月に緩衝装置に関しての構造変更をされているのが分かりました。。
コイルサスや調整式ロアーム で改造になってしまったのでしょう。。
改造になる陸事と、改造にならない陸事があるのが面倒ですね。。。。
幸い関東陸運局管内はこれらが改造に当たらない・という判断ですので
八王子ナンバーのこのMINIはコイルサスでも『改』を外してもらうことができます。。
今回は車検ではありませんが、陸運局に持ち込んで『改』外ししちゃいましょう。。
3/25日ムナカタの追記です。
本日は、オイル交換作業&漏れないケース取り付けなどの作業を行っていきます。
ピット㏌して下回りも点検していきましょう。
オイル量はOK。
ガソリン臭は、かなり強めですね。。
ブレーキフルード量はOK。
しかし、フルードの変色有りますね。。
本来は、透明で水のような感じです。
メインリレーは爪が折れてかわいそうな感じ。。
マルチリレーブラケット取り付けお勧めです。
↑ ↑ ↑ ↑
リンク張っておいたので参考にどうぞ。
水回りに大きな滲み等は見られません。
しかし、水は見えません。。。
これでは、オーバーヒートしてしまいます。。
冷却水を補充しておきました。
定期的にエンジンが冷えているときに冷却水量の確認をお願いします。
ベルトはまだ大丈夫そうですね。
点火系は、二番のプラグコードに錆び多め。
注意です。
タペットカバーからオイル漏れ多いですね。。
外して確認してみると節々にまがっているところが見えます。
ここからオイルが滲んでいる可能性あります。
タペットカバーパッキンは交換。
タペットカバーは洗浄しておきます。
運転席のインナーフェンダー側にクラックの溶接修理跡が見えますがクラック広がっているように見えます。
これ以上広がるようなら再度修理お勧めです。
こうしている間にもオイルがどんどん滲んできてしまいます。
ミッションケースはオイル汚れで変色しています。。
足回りを見てみるとドライブシャフトブーツが左右ともに完全に切れてしまっています。
左のインナージョイント付近からはオイル滲み多いので今回作業しましょう。
オイルを抜いていきます。
ドレンネジはかなり渋くなっていますね。。
オイルの色は、濃褐色。
ドレン鉄粉は多いです。。
茶こしに異物等は見られません。
ドレンは綺麗にしてパッキンは交換しておきます。
キャメルの使用しているパッキンは銅パッキンではありません。理由は、銅パッキンではミッションケースとのあたりをよくするために強いトルクで締めなければいけません。しかし、ミッションケースはアルミ製です。ねじ山が傷んだりしてしまう危険が有ります。そこで、少し硬めのゴムパッキンを使用することであたりもよく締め付けトルクも抑えることができます。
ネジ山は渋くなっていたのでタップを使用してねじ山修正しておきます。
手締めで肌付けできるようになりました。
続いて、純正オイルフィルターから漏れないケースへ交換して行きます。オートマミニのあるあるでもあるオイルフィルターからのオイル漏れ。
現在もオイルが見えるほどに滲んできてしまっています。
それを今回は、アルミ削り出しで作成した漏れないケースに交換します。
オイル漏れを防ぐことはもちろん。内部にはPECSの磁力コアを使用することで紙フィルターでは素通りしてしまう鉄粉もしっかりキャッチすることができる優れもの。
また、フィルター交換不要なのでそこもうれしいポイントです(o^―^o)
さてノーマルフィルターを外してみると液体ガスケットの残骸が。。
フィルターヘッドにもついています。
ここに液体ガスケットを使用してしまうとエンジン内部に液体ガスケットの破片が流れ込んでしまう可能性が有ります。また、油路が狭いのでガスケットで詰まりを起こしたりしてしまう可能性が有ります。
ガスケットは丁寧にはがして、オイルストーンで磨いておきました!
先ほどの漏れないケースを取り付けします。
ネジ部にはかじり止めをしておきます。ガスケットも交換。
取付完了。
続いて、キャリパーのエアーブローもしておきます。
ブレーキダストは写真で判るようにかなり多いです。フロントホイールが汚れてしまう主原因はブレーキダストです。汚れが気になるようでしたらディクセルのMパッドお勧めです。
続いて、ドライブシャフトのインナージョイントを抜いてしまうと普通オイルが漏れてきてしまいますが今はオイルが抜けているのでドライブシャフトブーツ交換をしていきます。
まず、タイロッドの簡易チェック。OK。
足回り部品を外してドライブシャフトを外します。
左右ドライブシャフトアウター側と左のインナージョイント外します。
ブーツを外して洗浄。
古いグリスを交換します。
インナージョイントのメクラ蓋を外してシーリングしておきます。
インナーブーツ・アウターブーツそれぞれ交換します。
たっぷりのグリスで組み上げて、緩み止めしておきます。
マスキングして軽くペイント。
アウター側もグリスたっぷりで組みます。
デフサイドシールも交換。
ドライブシャフトが抜けているタイミングでお掃除出来るのでオイル汚れをお掃除していきます。
キャメルスタッフ、コタロウさんにも応援要請。二人がかりでお掃除です。
今回改を外すということで車検ラインを通る必要があるのでオイル漏れは気を付けたいところです。
下に敷いていた新聞紙にはオイルがたくさんです。。
下からのぞいてみるとキックダウンスイッチが割れてしまっているのが判ります。ここからもオイル漏れありますね。。
かなり綺麗になりました♪
ドライブシャフト組みつけもしておきます。
かなりスッキリしますね(^▽^)/
足回りのグリスアップ施工もしておきます。
足回りに気になる緩み等は見られませんでした。
テンションロッドは歪んでいますね。。
足回りに大きなガタは見られません。
タイヤもまだ大丈夫そうですね。
しかし、ホイールナットは膨れてきてしまっていますね。。こちらは交換おすすめです。
今回オイルはキャメル一番人気のPRO-SのブレンドオイルにSOD-1の組み合わせで入れておきます。
SOD-1についてはこちらをご覧ください。
注入。
暖気後にオイル量を確認していきます。
暖気しているとステディロッドブッシュに少しガタあります。
今回は、増し締めしておきました。
暖気している間にタイヤの空気圧を確認。4輪とも大きな差はなく200kpaほどでした。今回は、220kpaでエアー充填しておきます。
暖気完了後、オイル量を確認。
オイル量OK。
地面に着地するタイミングでラグナットも締めこんでおきます。
今回、初オイル交換なのでオイルカルテを新規作成しました。
次回以降も追記していきますのでどうぞご覧ください。
本日は、ここまで。
つづく
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